KONASUKEの部屋

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キバネツノトンボ♂20200425

2020年05月31日 | アミメカゲロウ目
キバネツノトンボ。
長い触角の先は膨らんで、ゴルフクラブのよう(笑)
前翅は透明で、付け根だけ黄色。
後翅は黄色と黒の網目模様で、黄色の逆V字紋があります。

「トンボ」と付きますが、トンボの仲間ではなく、ウスバカゲロウやクサカゲロウと同じく、アミメカゲロウの仲間。
なので、蛹になります(完全変態)。
幼虫はアリジゴク似で、草むらの根際や石の下などで、小昆虫などを食べます。

棲んでいるのは、こんな明るい空き地。
(水色の丸の中にいます。)
年に一度程度、草刈りが行われています。
毎年、ほぼ同じ環境が続いていることで、毎年、発生を繰り返すのでしょう。
この数十m×数十mの空き地を出ると、ほとんど見られません。
分布は局地的らしく、KONASUKEも、笠間市内では、まだこの周辺でしか見つけたことがありません。

この狭い空き地に・・・

♂ばかり

この時は

約10頭を確認。
♂の腹端は、カギ状の突起になっています。

分類:アミメカゲロウ目ツノトンボ科ツノトンボ亜科
体長:約23mm
分布:本州、九州
   丘陵~山地
成虫の見られる時期:4月下旬~6月
          幼虫で冬越し
エサ:成虫・・・小昆虫など
   幼虫・・・小昆虫など
その他:触角は長く、先は膨らんでチョウのよう。
    前翅は透明で基部のみ黄色い。
    後翅は黄色と黒の網目模様で、黄色の逆V字紋がある。
    ♂は腹端にカギ状の突起がある。
    明るい草原などで見られ、分布は局地的だが、多産する場所もある。
    日中、活発に飛翔する。
    ♀が飛ぶと、♂は空中で飛びつき、植物などに止まり交尾する。
    ♀は枯草の茎などに、二列縦隊で固めて産卵する。
    幼虫は一斉に孵化する
    幼虫はアリジゴク似で、草の根際や石の下で、小昆虫などを捕食する。
    幼虫で越冬し、枯草の中に、球形の繭を作るらしい。
参考:茨城の昆虫生態図鑑(メイツ出版)
   ポケット図鑑日本の昆虫1400②(文一総合出版)
   昆虫エクスプローラ
   生きもの写真家安田守の自然観察な日々
   生きもの写真家安田守の自然観察な日々

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2 コメント

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Unknown (kazuyoo60)
2020-05-31 07:39:59
キバネツノトンボ、こんな珍しいのもいるのですね。黄色と触角が目立ちます。アミメカゲロウの仲間ですか。クサカゲロウは先日から見ますが撮れません。知らないものの方が多いのは承知ですが---。
kazuyoo60さんへ (KONASUKE)
2020-05-31 22:58:43
コメントありがとうございます。
初めて見つけた時は震えました。
これだから虫探しはやめられないんですよ(笑)

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