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ピナコテカ

 

ピナコテカはナポレオンがイタリアから略奪した絵画がナポレオン失脚後に返却され、再び散逸されるのを防ぐためヴァチカン内にピナコテカを建造して所蔵したのがベースになっていますがそうでないのもあります。

 

本館からピナコテカに通じる通路

暖かくて気持ち良い場所です。

 

18室は肖像画が多数あります。

 

ポンペオ・バトーニ「ピウス6世の肖像」1775年
 
チェゼーナ貴族プラスキ家出身でナポレオンによりローマが占領されると退位を拒否してフランスのヴァランスで亡くなりました。「ナポレオンの戴冠」に登場するピウス7世の先代教皇。これは即位後すぐに描かれました。
 
ジュセッペ・クレスピ「ヴェネディクト14世」1740年

ボローニャ出身のボーローニャ派の画家によるボローニャ出身の教皇の肖像画です。プロスペロ・ロレンツォ・ランベルティーニ枢機卿時代にボローニャの神学校のために注文されますが教皇に選出されたので衣服を描き替え教皇冠が加えられました。

教皇の後ろで緞帳持ってる人が気になります。

 

カルロ・マラッタ「クレメンス9世の肖像」1669年

画家はアンドレア・サッキの最も優秀な弟子でピエトロだコルトーナの弟子でもありラファエロ信奉者でボローニャ派の影響を受けました。ローマのアカデミア・ディ・サン・ルカ(国立美術アカデミー)の創始者です。

クレメンス9世はサッキ作の甥ヤコポ・ロスピリオージの肖像画に感嘆し自身の肖像も依頼しました。1931年にピウス11世によって寄贈されました。テーブルには呼び鈴と「我教皇聖下クレメンス9世に捧ぐ、カルロマラッタ」と献辞の言葉の入った封筒が置かれ、体の弱かった教皇は座像で描かれています。

 

トマス・ローレンス「ジョージ4世の肖像」1816年

摂政王太子時代に連合王国と教皇庁協調の印としてピウス7世に送った作品。イギリス宮廷画家作でガーター騎士団の正装を着用。ヴィクトリア女王の叔父。東京富士美術館にも同じ作品があるそうです。
 

ヨハン・ヴェンツル・ピーター「自画像」1813年

ヨハン・ヴェンツル・ピーター「楽園でのアダムとエバ」

ピナコテカのルート最後の作品。の新旧大陸の動物カタログといわれるとほど動物が正確に詳細に描かれています。アダムがエヴァから禁断の果実を受け取る場面で人類が幸福に永遠に生きることを失うまさしく直前の瞬間です。

 

ベルニーニとその工房「サンピエトロ大聖堂ブロンズ像のための習作」17室

 

 

木製の台に鉄製で枠をのせ粘土、藁、小枝を混ぜたものをかぶせています。これで鋳型を作りブロンズ像を製作しました。サン・ピエトロ大聖堂後陣聖ペテロの祭壇のために作られたものです。

 

 
サン・ピエトロ大聖堂の秘跡の礼拝堂の右側の天使のための鋳型のために制作されたもの。サンピエトロ大聖堂の実物は仕切りがあって見られませんでした。

 

ピナコテカはこれで終わりです。

 

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