ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

フィンランドとスウェーデンの試み比較

2020年05月16日 | 新型コロナウイルス問題
新型コロナウイルスについて論じることは難しいですね。
311の原発事故・放射能汚染の時のように明確な意見を持ちにくい。
「新型」、つまり未知の新種なものであり、どのように対応することがよいのかズバッとしたことは軽々に言えません。
ジャレド・ダイアモンド博士(米カルフォニア大ロサンゼルス校(UCLA)のお話が興味深い。同博士は各国の対応の中でフィンランドとスウェーデンの取り組みに注目している。

徹底封鎖のフィンランド

今回のパンデミック予測に対して唯一準備ができていたのが北欧のフィンランド。マスクやガウンも豊富で感染拡大を抑えられている。先の大戦で旧ソ連に侵攻され多大な犠牲を受け苦い経験をした小国としての教訓と自覚からか戦争ばかりでなく感染症に対しての危機管理も日頃から強化していた。今年3月16日に非常事態宣言、国境封鎖、徹底した抑え込みが功を奏している。

免疫獲得のスウェーデン

一方、スウェーデンの取り組みはユニークだ。都市封鎖(ロックダウン)はせず、小中学校も飲食店も閉鎖せず独自路線を取る。この手法は集団免疫の獲得を目指す「水ぼうそう」の例にまなぶ。水ぼうそうに感染した子どもたちを他の子どもたちと交流させて意図的に感染を広げる。子どもたちの集団が免疫を得ることで重症化のリスクの高い大人への感染を防ぐ。ただ水ぼうそうは子どもたちの致死率がかなり低いが、新型コロナは若者が死亡するケースが少なくない。スウェーデンの作戦が成功するかどうかは、7月ごろまで待たないと評価できない、としている。(2020/5/15毎日新聞「シリーズ疫病と人間」から)

抗体者が防御壁に、とよしりん

スウェーデンの方法は、漫画家のよしりんこと小林よしのり氏の見解と似ている。氏は大胆に予測する。「感染者の中から次々に回復するものが出てきて、彼らは「抗体」を持つ防御壁に変身する。これによりコロナは阻まれていずれ感染者は減始め、収束に向かっていく」(2020/3/21ブログ)

果たしてこの夏、どのように推移し変化を示すものなのかはまだ占いの範囲でしかないと思われる。
ぜひスウェーデンの方法、小林よしのり氏の予測通りの結果に近づいてほしいと願うところではありますが・・


アパレルの大手レナウンが破綻。コロナ禍の外出自粛などにより衣料品販売は急落しての影響のよう。シルヴィ・バルタンのわんさかわんさかのCMが懐かしい。



レナウン CM 1965年 シルヴィ・バルタン Sylvie Vartan 「ワンサカ娘」篇
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« p4c(子どものための哲学... | トップ | スウェーデン方式は破綻? »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

新型コロナウイルス問題」カテゴリの最新記事