ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

どう見る1968年香港カゼとの比

2020年06月23日 | 新型コロナウイルス問題
現在の新型コロナウイルスの死者数全国で974人。

ところで1968-1969年の「香港カゼ」では日本では14万人が感染し約2000人が命を奪われたという。今、COVID-19新型コロナウイルスでの日本の感染者は1万8千人、死者は繰り返しますが974人。

その頃の社会の暗い難題と言えばベトナム戦争でした。連日、北爆(アメリカによる北ベトナム爆撃)で、どこどこの町や村で何人の犠牲者が出たという報道がなされていた。今の感染者数のリアル報道のように。

一方で「70年安保」を目前に控え激しさを増す(高校生も含めた)全国学園闘争が展開され、それに対しての「大学立法」の是非が問われていた。昨今の、のんきな「9月入学」の賛否の話どころではない緊迫したものでした。そんな中、三億円強奪事件、アポロの月面着陸や美濃部亮吉都知事の誕生で東京が革新自治体に成るなどのニュースで湧きました。しかしなぜか、香港カゼで多くの人が亡くなっていたという報道の記憶がありません。

相撲もプロ野球、高校野球もガンガン行われていました。ちなみに夏の甲子園優勝校は1968年興國高(大阪)1969年が松山商(愛媛)でした。
話しが逸れましたが、2020年の現在進行形のこのコロナ大騒動と、1968-1969年に流行った香港カゼに対しての世間の静かな受け取り方のギャップは一体何なのか、不思議でなりません・・。

時代が落ち着き大きな話題がなく、ニュースの比重が変わったのでしょうか。
あの頃が感染症に対して鈍感で騒がな過ぎだったとでも言うのでしょうか、それとも今が異常に騒ぎ過ぎなのでしょうか。今や同調圧力の象徴にでもなってしまったかのような夏場のマスクを一度外して、静かに冷静に考えを整理してみたいと思います。



プロコルハルム の『青い影』、レコードが擦り切れるほど聴きました。 1968年の頃のヒットナンバーです。香港カゼの記憶は無くもこの曲の旋律は今も鮮明です♪



Procol Harum – A Whiter Shade of Pale & Kaleidoscope, 1968
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