「正直」「公正」「謙虚」「丁寧」は管理組合運営の基本? | 廣田信子のブログ

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マンションコミュニティ研究会、MSC㈱代表廣田信子より
日々のマンション生活やお仕事に、また人生にちょっとプラスになるストーリーをお届けしています。
一人ひとりが自分らしく活躍しながら、力を合わせることで豊かに暮らす、新しいコミュニティ型社会を目指して・・・

こんにちは! 廣田信子です。

 

自民党の総裁選に石破茂元幹事長が立候補し、

「正直」「公正」「謙虚」「丁寧」という公約が発表されました。

 

総裁選というには、余りにも当たり前の言葉が並び、

何だか、中学の生徒会の立候補公約みたい…と感じながら、

 

今、日本の社会で、その当たり前のことが、

いかにないがしろにされているのか…を痛感しました。

 

森友・加計学園問題、日大アメフト部問題…が遠のくぐらい、

次々に新たな問題が浮上します。

 

東京医科大の裏口入学、入試時の女子差別問題、

ボクシング協会の問題…

 

社会が、表面的に公正かのように形が作られていても、

実際は、いかに不公正なものか…

 

組織が、民主的であるかのような仕組みをつくっても、

実際はいかに非民主的に運営されているのか…

 

それを、これでもか、これでもかと見せつけられます。

 

実が、それは、それぞれが属している社会で、

みんなが感じていることで、

 

だから、権力欲の強い人は権力を持つ側になりたいと思い、

権力を強固なものにするために、周りの人を操る。

 

その組織内にいる人は、

自分の身を守るために、

権力に媚び、不適切なことに目をつぶる。

 

自分を取り巻く身近なところにも、

そういうことはあふれていることを、

みんな実は知っています。

 

最近の出来事は、私たち一人一人に、

その社会の中で、自分はどう生きるのか…を

突きつけられている気がします。

 

その権力の中枢にいる人の、

「正直」「公正」「謙虚」「丁寧」という公約を

 

言葉で言うのは簡単、

言葉と裏らのことができるのが、

あなたたち政治界の特性でしょう…

 

と、とても素直に受け止めることはできませんが、

 

一方、大事なことを改めて口にするのは、

それなりに意味がある気がします。

 

普通の市民の多くは、

自分が権力に抵抗してひどい扱いを受ける側にはなりたくないし、

世の中が不公正なものなら、

できることなら自分は少しでも得な立場にいたい…

とは思っても、

 

もし、社会が、権力や不公正に厳しい目を向けるようになれば、

自分も少しの勇気を持って、

正直に公正に生きたいという願望があるはずです。

 

それが、魂が望むことだからです。

 

今、出来上がっている巧妙な権力構造は、

そう簡単には壊れませんが、

 

その実態が、表に出るようになったのは、

時代が変わる兆候だと思います。

 

 

で、私は改めて思います。

 

分譲マンションの管理組合というのは、

「正直」「公正」「謙虚」「丁寧」を学ぶ学校だと…。

 

理事は、「謙虚」に住民の声に耳を傾け、

「公正」に管理組合を運営し、

「丁寧」に合意形成を図る。

 

そして、何か運営上の問題が生じたときは、

「正直」にその事実を明らかにして対策を考える。

 

それができれば、

その管理組合は間違いなく一級の運営ができるはずです。

 

管理組合の深刻な紛争は、

「正直」「公正」「謙虚」「丁寧」どれかをないがしろにしたために

起こっている…と言えます。

 

身近で、誰にでもチャンスがあり、成果が見えやすい

マンションの管理組合運営…

 

「正直」「公正」「謙虚」「丁寧」が、

自分の資産価値に直接影響するという

現実的なご利益があるところから、

 

新たな、

「正直」で「公正」で「謙虚」で「丁寧」な社会の

芽が育つのではないか…

 

そんな希望を持ちました。

 

結局、社会は、一人一人の意識と行動の集合体ですから。

 

 

 


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