新型コロナ新たなフェーズに、「正しく怖がる」とは | 廣田信子のブログ

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マンションコミュニティ研究会、MSC㈱代表廣田信子より
日々のマンション生活やお仕事に、また人生にちょっとプラスになるストーリーをお届けしています。
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こんにちは! 廣田信子です。

 

新型コロナウイルスは、

(正式名称が、「COVID-19」(コービッド・ナインティーン)と

決まったようですが、何だかピンときません。)

 

日本国内で、

感染経路が分からない感染者が次々に明らかになり、

新たなフェーズに入りました。

 

まるで、武漢からのチャーター便帰国者の問題が、

一定の解決を見るのを待っていたかのように…。

 

振り返ると、

武漢からのチャーター機第1便の帰国者の中から、

最初の2名の陽性反応が出たことで、一気に緊張が走りました。

 

武漢在住の日本人の方は、

たぶん、感染者と接触する機会はあまりなかったはず

と思われていましたから。

 

感染確率が低いはずの人から陽性反応が出るということは、

これは、言われているよりずっと感染力が強いし、

二次感染、三次感染でかなり広がっている…。

 

中国が発表する数字の中に含まれない感染者が

多数出ているはず…と思うのが普通だと思います。

 

そのいやな直感が当たり、

その後の帰国者からも次々陽性の反応が出て、

 

「ダイヤモンド・プリンセス号」の、

終わりの見えない感染者の連鎖に繋がります。

 

「ダイヤモンド・プリンセス号」乗船者の

最初の感染が明らかになった後も、

 

船内で、対策らしい対策をとらずに、

乗客を濃厚接触がある環境に置いていたというのは、

信じられません。

 

クルーズ船という閉鎖空間がいかに危険かは、

普通に想像がつきます。

 

船内に留め置かれている人たちは、ほんとうにお気の毒です。

 

国の対応の遅さは、

役所が、自分たちが現状で対応できないと思うことは、

まだ見ないことにしておきたいという体質の表れだと思います。

 

チャーター便帰国者と

「ダイヤモンド・プリンセス号」の感染者問題にばかりに

国民の目を引き付けて、

 

日本国内では、

二次感染、三次感染は確認されていないから、

あまり心配しないように…

と言われていたことも、同じ体質の表れだと思います。

 

そもそも、武漢、湖北省関係の人と濃厚接触があり、

発熱、咳、肺炎等の症状がある人しか、

検査をしていない(検査ができない)のです。

 

武漢で新型コロナウイルス感染が広がり始めていて、

武漢が閉鎖される前に、

1万人近い観光客が武漢から日本に来ているのです。

 

その中に、

感染者が相当数いると考える方が自然です。

 

感染しても症状が軽い人がいる、

症状が出なくても周りに感染を広げるという

厄介なウイルスです。

 

本人も気づいていない感染者と接触して感染。

さらに、その人にも自覚がなく、

周囲に感染が広がっていても何の不思議はありません。

 

日本の報道では

パニックを避けるために極力控えめに言っていても、

政府、医療関係は、当然気づいているはずです。

 

風邪やインフルエンザも、はやっているので、

武漢、湖北省というキーワードに心当たりがなかったら、

新型コロナの感染とは

気がつかないでいるかもしれません。

 

でも、たまたま、

飲食店や乗り物、ホテルで席を並べた人が、

武漢から旅行に来ていた人かどうかなんてわかりません。

 

医者がコロナ感染の可能性を疑ったら、

武漢、湖北省との関係に関わらず、

なぜ素早く検査しなかったのか…と誰もが思います。

 

検査体制が整わないうちに、

検査依頼が殺到すると困ると思っていたとしたら、

あまりに情けないです。

 

感染経路が分からない感染者が出るということは

新たなフェーズに入ったということです。

(そうなることは、わかっていましたが…)

 

「ダイヤモンド・プリンセス号」内での感染拡大を見ると、

近くで会話をしていた、同じ手すりやボタンに触れた

というだけでも、感染する可能性があるのです。

 

しかし、昨日はまだ、

混雑した電車内でも、マスクをしている人の方が少なくて、

ちょっとびっくりしました。

 

マスクが手に入らない…だけではないと思います。

これじゃ「正しく怖がる」ことになっていません。

 

自分が感染者になってしまわないために、

自分が知らないうちに感染を広げる人にならないように、

 

私たちは、自分の身近に感染情報がなくても、

マスク、手洗い、消毒に気を付けたいと思います。

 

新型インフルエンザの流行時に、

医療機関に人が殺到し、

重症の人の対応に支障をきたしたことを思い出し、

 

医療機関が、

感染の可能性が高い人、症状が重い人から対応できるように、

一人一人が自重した行動をとらなければと改めて思います。

 

死亡率の高さは、

重症の人に治療が集中できないことから生じるということは、

武漢で、死亡率の高さが特出していることからも分かります。

 

「正しく怖がる」なんて、

抽象的な言い方では分からないので、

私たちがすべきことを考えてみました。

 

自分が感染しないため、

知らすに感染を広げる人にならないよう

自分でできるマスク、手洗い、消毒は徹底しよう。

 

自分が予防策をとることが重要なのであって、

感染可能性がある人や関係があるかと疑う人を

過剰に恐れたり、差別することが絶対にないようにしよう。

 

持病がある人、高齢の方は、

人混み、人が集まる場所に行くことをできるだけ控えよう。

 

体調管理につとめ、体調に異変を感じたら、

できるだけ人に接触しないようにしよう。

 

熱や咳等の症状があっても、

すぐ新型コロナではないかと慌てないで、

経過を観察して、冷静に対処しよう。

 

ということでしょうか。

 

「正しく怖がる」って、

 

「自分には関係ないと侮らないで、できる予防策はしっかりとり、

過剰に心配しない。

熱、咳等の症状が出たときは、慌てないで冷静に対処する」

 

そう、ちゃんと言った方がいいですよね。

 

 

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