2歳児でも110センチのバルコニーの柵を登れる? | 廣田信子のブログ

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マンションコミュニティ研究会、MSC㈱代表廣田信子より
日々のマンション生活やお仕事に、また人生にちょっとプラスになるストーリーをお届けしています。
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こんにちは! 廣田信子です。

 

最近、4、5歳の幼児が

マンションのバルコニー(ベランダ)や窓から落下した

事故が続いています。

 

どのケースも、よじ登りでもしない限り、

落ちる心配はない高さの柵やフェンスがあるのに…です。

 

バルコニーには、

子供が踏み台にできるようなものを置いてはいけない

ということは、

かなり気を付けられていますが、

 

実は、踏み台がなくても、

子供は、簡単に、バルコニーの柵をよじ登れる

ということがわかってきました。

 

札幌市で起こった5歳児の転落事故では、

バルコニーの柵をよじ登った形跡が残っていたといいます。

 

東京都が、

2歳児が110センチの柵を登ることができるか

という実験をしたところ、

 

手すりの隙間に手を入れて、

壁に足をかけて登ってしまったといいます。

 

2歳児が…です。

5歳児なら楽勝でしょう。

 

東京都では、バルコニー等からの子供の転落事故が、

5年間で70件も起きています。

 

踏み台になるものを置かない…

ということは、皆さん気を付けているでしょうし、

 

ちょっと留守にした間に、

親を求めて、

必死で乗り越えてしまうようなことがあるので、

 

たとえ、昼寝中であっても、

子どもだけを置いて外出しない…

ということも気をつけていると思います。

 

それでも、事故は起こるのです。

 

横浜の5歳女児の転落事故のケースでは、

 

母親が家にいて、生後3か月の弟の世話をしている間に、

柵をよじ登って超えてしまったようです。

 

きっと、

公園のアスレチックの遊具をよじ登るように、

遊んでいたのではないかと思います。

痛ましいことです。

 

私も、自分の子育て時代、

孫が遊びにきているときを思い出して、

冷汗が出ました。

 

・子供は、思いを掛けない行動をする

 

・何か登れるもとがあると、

  登ることに夢中になってしまうことがある

 

・想像を超えた知恵や身体能力がある

 

ということを頭において、

注意をして頂きたいと思います。

 

もちろん、

 

・踏み台になるものを置かない、

・子供だけおいて家を空けない、

・普段から、柵を登ることがいかに危険かを

  理解させるようにする

 

という基本をしっかり押さえた上で、

さらに気を付ける必要があるということです。

 

取り返しがきかない悲劇を呼ばないために…。

 

 

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