大都市も田舎も、これまでの感覚で「安全」はない | 廣田信子のブログ

廣田信子のブログ

マンションコミュニティ研究会、MSC㈱代表廣田信子より
日々のマンション生活やお仕事に、また人生にちょっとプラスになるストーリーをお届けしています。
一人ひとりが自分らしく活躍しながら、力を合わせることで豊かに暮らす、新しいコミュニティ型社会を目指して・・・

こんにちは! 廣田信子です。

 

何日も続く、日本各所での豪雨災害のニュースに、

心が重くなります。

 

山と急流河川という景勝地、温泉地の変わり果てた姿、

被災した多くの皆さんに対して言葉もありません。

 

ここ数日は、

人が密集して暮らし、夜の繁華街を抱える東京では、

新型コロナウイルスの感染拡大が再び始まった時期と重なりました。

 

大都市であろうが、田舎であろうが、

「安全に暮らす」ということがいかにたいへんか、

 

これまでの安全に関する感覚はもう通用しないことを

思い知らされています。

 

ここ数年、毎年のように、集中豪雨や台風で、

「想定外の…」

「50年に一度の…」

「かつて経験したことがない…」

という表現をどれほど聞いたことでしょうか。

 

もう、毎年、

当たり前のようにどこかで発生するのですから、

この表現はやめた方がいいと思います。

 

昨年の豪雨災害発生時に、

 

来年のオリンピックの直前、開会中に大災害が起こっても、

予定通りオリンピックは行われ、

華やかな明るいニュースが溢れるんだろうか…

 

同じ国内に、大被害を受け途方に暮れている方々がいる中で、

私たちは、オリンピックを楽しめるのだろうか…と、

よく口にしていました。

 

「もしも…」はないと言いますが、あえて…

 

もしも、新型コロナウイルスのパンデミックがなくて、

予定通り2020東京オリンピックが開催されるとしたら、

開会式は2週間後です。

 

準備は佳境に入り、外国からたくさんの人が訪日し、

オリンピックを盛り上げるニュースが溢れている時期です。

 

そんなときに、大災害が発生したら、

私たちは、

どんな思いで、この2つのニュースを見たのでしょうか。

 

新型コロナウイルス危機という想定外の出来事に、

オリンピックは延期になり、

今、東京は、感染再拡大の重い空気に包まれています。

 

私は、豪雨災害のニュースとコロナ禍のニュースが、

ほとんどを占める報道番組を見ながら、

 

ダブルで重い気持ちになるけれど、

心が、2つの感情に引き裂かれるよりは、

むしろ、よかった…と感じています。

 

自分も困難な状況にいるからこそ、

自分より困難な状況にいる人に寄り添えるのです。

 

2020年の一番のトピックは

東京オリンピックでなく、コロナ禍となりました。

 

そのことは、

後の時代から見たら、

ここが重要な変換点だった…と言われる気がします。

 

原因は様々違っても、

日本全体が困難な状況にあることに、

大きな意味があるのかもしれません。

 

私には、来年の今頃、

東京オリンピックが開催されているイメージが湧きません。

 

コロナ禍は世界中でまだまだ続くでしょうし、

大災害は、また襲ってくるでしょう。

 

そこに心を寄せること以上に

大事なことがあるように思えません。

 

開催するかどうかはIOCが決めることだから…

でしょうか。

 

それすらも、

私には「大いなる存在」の意思が働いている…

と思えます。

 

さて、どんな意思が示されるのでしょうか。

 

 

 

---------------------------------------

ランキングに参加しています。
クリックしていただけると励みになります!



マンション管理 ブログランキングへ

にほんブログ村 住まいブログ マンション管理へ
にほんブログ村

 

---------------------------------------

Facebookでもお届けしています!