法服の王国――小説裁判官(上) (岩波現代文庫) 黒木 亮

https://www.amazon.co.jp/dp/4006022735/ref=cm_sw_r_tw_dp_x_EzYyFb8VGGSXC @amazonJPより

 

カスタマーレビュー

拝啓 黒木亮 様  小説中の出来事に酷似した裁判、「美濃加茂市長の議員時代の贈収賄事件」

 

拝啓 黒木亮 様

最初からおもしろいと感じたわけではありませんが、
だんだん引き込まれ、(上)(下)、止まらずに読んでしまいました。

裁判所の実態を詳しく描いて、知らない者には驚くことばかりです。
「小説」仕立てではありますが、私はほぼ真実と感じました。
冷静に考えてみれば、裁判官の社会とて、そんなものだろうとは思います。
ただ、警察、検察、そして裁判所までも疑わなくてはいられないことに、
悲しい思いです。

さて、黒木さんはご存知でしょうか?
昨今の裁判で不可思議な事件が「美濃加茂市長の議員時代の贈収賄事件」、
いや、事件が不可思議なのではなく、裁判が不可思議なのです。
まさに、黒木さんの小説中の裁判官人事の出来事に酷似しています。

カガミツカサ 氏の傍聴記録」を元に、以下記します。

美濃加茂市長収賄事件裁判傍聴記録 ***********************************
http://tsukasakagami.blogspot.jp/ から抜粋

              裁判長裁判官 右陪席裁判官 左陪席裁判官
              ------------------ ------------------ ------------------
2015.08.25.初公判   木口信之    大村泰平    肥田薫
10.06.      ↓依願退官
          村山浩昭
2016.04.01.                    ↓ 静岡地家裁に異動
                        赤松亨太
2016.11.28. 判決 逆転有罪

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村木さんの事件の次はこれか?
否、もっと悪質で根が深いかも?

起訴も衝撃でしたが、2審の逆転有罪はさらにショックでした。
事件が不可思議なのではなく、裁判が不可思議なのです。
最高裁で棄却されたら、どうなってしまうのか?

裁判員裁判であれば、全員一致で無罪になるような事件を、
司法(裁判官・検察官・警察)総掛かりで、捏造しているとしか思えません。

是非、注目いただけますよう、お願いいたします