ウチの三女 V3、ウイリアムズ症候群(7番染色体微細欠失)にして中度知的障害(と判定されています)。

 

地元小・中学校の特別支援学級に通い、その後、県立の特別支援学校高等部で過ごしました。

 

 

で、先日、その支援学校同窓会総会がありまして。

 

例年、学校の文化祭に合わせて開催されるのですが、何しろ目下、新型コロナ(による騒動、もしくは狂騒曲)が猛威をふるっておりまして。

 

 

 なお、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、今年度は穂の原まつりは、一般公開はせずに実施をします。総会当日は、企画、販売は行っておりませんので御理解ください。

 

・・・と、あるとおり。

 

当然・・・

 

4-(4)会場内は窓を開放して換気します。マスクの着用、手指のアルコール消毒の御協力をお願いします。消毒の用意はあります。

 

・・・ということですわ。

 

したら、行ってもしょうがないかもね、とも思ったんですが・・・

 

4-(5)総会では、令和2年度同窓会成人式についてもお話しします。

 

・・・なんて書いてあるし。

 

 

で、結局「じゃ行きますか」という結論になり、V3 と Mommy&Daddy の3人、車で出掛けました。

 

 

が、実は Daddy さん、マスク着用3分が限界の人でして「車で待ってるよ〜」宣言。

 

なので、以下は Mommy の報告。

 

 

会場に入ると、もちろん席はソーシャルディスタンの離れ離れ状態。そのため出席者は、総会開始ギリギリまで壁際で互いに牽制し合う、みたいな空気。司会者に催促されてようやく席に着く、というスタートだったそうです。

 

 

総会それ自体は、こちら、よくある内容の予定調和進行・・・

 

 

・・・だったんですが、

 

あれ? 「令和2年度同窓会成人式についてもお話しします」は何処いった? 

 

何たることか「総会次第」の「9 連絡」枠で、日時の確認のみ。そうね、2分とかからず終わってしまったそうな。

 

 

で、その後の「歓談」に Mommy の出る幕なし。V3 を会場に残し、すごすごと車に戻ってきました。

 

 

そして1時間、歓談時間も終了のはずが、V3 は現れません。

 

さらに30分、ようやく姿を見せた V3。聞けば、会場を出たあと、さらに友達と喋っていたんだとか。

 

 

あー、ま、良いんだよ。

 

楽しくて、夢中になって、時間を忘れて、ついでに父と母が待ってることも忘れたんだね。

 

お陰様で、ずっと車内の Daddy さん、途中から車内の Mommy さん、大いに読書がはかどったし。

 

 

そんな同窓会日和。お喋りは弾み、車の中は天国、な半日でした。

 

・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・

 

ちなみに、Mommy が読んでいたのは、こちら。

 

 

リミア王国を訪問中のクズノハ商会一行は、所用があって魔族領内にある小国――ケリュネオンに立ち寄る事に。冬の寒さや豪雪、慢性的な人手不足と色々苦労しているこの国の惨状を見た真は、雪対策に温泉を利用できないかと閃く。一方、従者の巴は真が温泉を掘ったと聞きつけて大興奮。日本かぶれの彼女は、真もびっくりの一大温泉リゾートの開発に乗り出すのだった!!

 

 

 

Daddy さんが読んでいたのは、こちらです。

 

 

あなたと共にいることを、世界中の誰もが反対し、批判するはずだ。それでも文、わたしはあなたのそばにいたい――。実力派作家が遺憾なく本領を発揮した、息をのむ傑作小説。

 

2020年の本屋大賞ですが、はい、ひとつの物語として非常に良かったです。

 

 

 

 

 

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どうでも良い話ですが Daddy さん、図書館の予約順位をきちんと確認してからポチすれば良いのに「ま、どうせ順番バラけてくるでしょう」とばかりに、えいえいえいえいっとやったら、この『流浪の月』を含め、何と4冊同時配本されてきたというね。

 

 

で、あとの3冊はというと・・・

 

 

東京の救急救命センターで働いていた、62歳の医師・白石咲和子は、あることの責任をとって退職し、故郷の金沢に戻り「まほろば診療所」で訪問診療の医師になる。これまで「命を助ける」現場で戦ってきた咲和子にとって、「命を送る」現場は戸惑う事ばかり。咲和子はスタッフたちに支えられ、老老介護、半身麻痺のIT社長、6歳の小児癌の少女……様々な現場を経験し、学んでいく。家庭では、老いた父親が骨折の手術で入院し、誤嚥性肺炎、脳梗塞を経て、脳卒中後疼痛という激しい痛みに襲われ、「これ以上生きていたくない」と言うようになる。「積極的安楽死」という父の望みを叶えるべきなのか。咲和子は医師として、娘として、悩む。7万部突破『サイレント・ブレス 看取りのカルテ』、連続ドラマ化『ディア・ペイシェント 絆のカルテ』著者最新作。

 

激しい痛みを和らげる緩和治療、その延長としての「積極的安楽死」・・・ズシリと問いかけてくるラストでした。

 

 

 

 

 

2020年、最高の感涙小説が登場! 北の大津波で家族を喪った沖晴は死神と取引をした。悲しみ、怒り、嫌悪、恐怖を差し出して独り生還したという。残された感情は喜びだけ。笑うだけの不思議な高校生は、余命わずかの音楽教師・京香と出会い、心を通わせていく――。ありふれた日常と感情が愛おしくなる喪失と成長の物語。

 

色々変化球。額賀さん、好き。

 

 

 

 

これは私の最後の恋、なのだろうか。
妻でもなく、母でもなく、娘でもなく、ひとりの女になりたい。
恋愛小説の名手があなたを揺さぶる。

赤澤奈美は47歳、美容皮膚科医。カメラマンだった夫とは別れ、シングルマザーとしてひとり息子を育て、老いた母の面倒を見ながら仕事一筋に生きてきた。ふとしたことから、元患者で14歳年下の業平公平と、事故に逢うように恋に落ちてしまう。心を閉ざすように生きてきた奈美の、モノクロームだった世界が、色と音を持ち始めた。

もう一度、軽やかな私へ

美しい人生讃歌小説

 

う〜ん、これは正直、(大多数の、いや一定数の)「女の人」向け、だったかな? それでも、しっかり読んでしまったんだけど。

 

 

 

ついでの、どうでも良い話。

 

これより数日前の夜、布団の中で『流浪の月』を読み始めた Daddy さん。そこへやってきた Mommy が言いました。「あ、それ、私も予約してる」。

 

あー、またやっちまったよ。この夫婦はよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

コロナ下ではありますが、アドベント(待降節、降臨節、待誕節)なので。

 

 

 

例によって、庭の生樅の木。光りません。