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【2020 J1 第1節】柏レイソル 4 - 2 北海道コンサドーレ札幌 前途多難なペトロヴィッチ体制3年目の船出

 

4点取られては勝つのは難しいですよね。

2点を返しはしたものの、完敗と言って差し支えない敗戦でペトロヴィッチ体制3年目は前途多難な船出となりました。 

 

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スタメンは、初の公式戦となった6日前のルヴァンカップ グループステージ第1節鳥栖戦から2名変更。

檀崎、高嶺に代わり、キムミンテ、白井が入りました。

 

■ハイライト

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■総評

・札幌対策の上をいかないと高みは望めない

・キムミンテvsオルンガが勝負の分岐点

・荒野の成長

 

■感想

今年はリーグ戦に先駆けて一足早く開幕したルヴァンカップ

その初戦は3-0の完勝ではあったものの、伝え聞く話では内容的にはさっぱりだったとのこと。 

 

ルヴァンカップ グループステージ第1節ハイライト

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まあハイライトではわかりませんな( ゚∀゚)・∵. ガハッ!! 

 

リーグ開幕戦は、きっちりと札幌対策をしてきた相手になす術4失点。

2点を返しはしたものの、4失点しては勝つのは難しいですよね。

柏の行ってきた札幌対策、それは

・前線の3人を3トップ気味に前残りさせ

・キムミンテ+2ボランチでビルドアップする札幌と数的同数とし

・1トップのオルンガがサイドに流れてキムミンテを釣りだしつつ起点を作り

・薄くなった中で仕留める

こんな流れでしょうか。

 

攻撃時に中盤を極端に薄くする札幌に対して、柏も中盤を省略して全然の3枚の個の力頼みでの攻撃を挑んできました。

そしてそれは、キムミンテvsオルンガの局面を多く生み、そこでオルンガに多くの起点を作られてしまったことが勝負の分岐点となってしまった格好です。 

キムミンテは自身の強さを活かそうとして密着しての戦いを挑みましたが、オルンガの方がその点では上でしたね。

キムミンテはスピードもありますし、予測もいいので、巧さで対応していればもっといい結果が出たと思うのは後出しじゃんけんですけどね...

 

柏はオルンガがいることで、起点も出来ますし、クリスティアーノや江坂といったアタッカー陣のマークが薄くなりますので、今年の台風の目となり得るチームですね...中村、キムスンギュとGKが次々と負傷しているディフェンス陣の頑張り次第な感じはありますが。

 

昨年も見られましたが、今年は柏のように、札幌のウィークポイントを突いてくるチームがもっと増えてくると思います。 

具体的には前線に人数を残し、札幌最終ラインと数的同数を作り、カウンターで個の勝負を挑むイメージ。

前線に人数を割いても、札幌は中盤に人数がいませんので、守備で数的不利になることもないですしね。

 

今の状態ですと、中位~下位チームからはそれなりに勝ち点が取れると思います。対策をされても、それを個の力で吹き飛ばせるだけの地力はついてきていると思いますので。

ただ、上位チームに今日の柏のようなサッカーを挑まれると、太刀打ちできないんじゃないかなと思うのです。

各チームやってくるであろう札幌対策の上をいって勝ち点を拾って行かないと、今季目指している高みは到底望めません。

 

最後の荒野の成長については得点シーンで触れますね。 

 

■得点シーン

 

動画には含まれていませんが、スローインが起点になっています。

サイドでオルンガが起点を作ってから中の江坂へ。

札幌は人数は揃ってますが、ボールを持った江坂へいったので進藤一人で、その進藤があっさり交わされてからの失点。

これは防げたであろう失点で、あまりにも簡単にやられ過ぎですね... 

 

 

江坂ですかね?からの裏抜けにオフサイドラインぎりぎりに抜け出したオルンガ。

それに対して飛び出してきたクソンユンが触れず。

サイドに流れすぎていたことでそのままシュートは難しいと思われる角度でしたが札幌ディフェンスの寄せが遅く、エリア内まで侵入を許して決められました。

 

一見するとクソンユンの判断ミスのようにも見えますが、見逃してはならないポイントとして裏へのパスのワンバウンド目に注目してみてください。

バックスピンをかけているようで、ワンバウンド目以降ボールが止まっているんですよね。

普通のパスであればワンバウンド目でもっとボールが流れるはずで、クソンユンも処理できていたと思われます。

これがチームとして狙いを持ってやっているとしたら... 

 

 

中盤で宮澤が奪われてからのショートカウンター

オルンガが早めにファーのクリスティアーノにクロス。

これはクリスティアーノが欲しかった位置よりは少しマイナスの方向でそのままシュートにはいけませんでしたが、中央走ってきた江坂に折り返して、江坂この試合2点目。

ボール奪われてるのにちんたら戻ってるんじゃねえよ宮澤あああ(*`Д´)ノ

とは思いますね...

すぐスプリントして戻っていたら、最後江坂止められてたんじゃ...と思いますよ。

ボール取られた相手ですから江坂。 

 

 

ロングカウンター一閃から裏へのパスにまたもクソンユン触れず、オルンガにこの試合2点目のゴールを許す...ですが、2点目と同じく裏へのパスがバックスピンで止まりやすいボールを出しているのがポイントですね。

2点目よりもこちらの方がわかりやすいと思います。

柏としての狙いは明らかで、この先当たるチームは気を付けた方がいいですよ。

普通にスピードもありますが、それだけじゃ2回もあそこまで簡単にはやられないですよ。 

 

 

このまま大敗か...という空気を一変させた反撃の狼煙。

サイドスローインからルーカスフェルナンデスクロスはファーに流れますが、拾ったチャナティップがダイレクトで折り返し、鈴木武蔵が潰れたこぼれ球を荒野ダイレクト。

オフザボールの動きは代表級、ボール持ったらJ2クラスというのが私の荒野評でしたが、その認識を改めるに余りある開幕戦の動きでした。

もう一本決定的なシュートも決めていれば120点でしたが、あれはGKを褒めるべきかも。

得点シーン以外に相手の剥がし方にも成長の跡が見え、ボランチの1枚は荒野で不動なのではと。少なくても宮澤よりは荒野でしたよこの試合では。

 

 

2点目は札幌得意の形と言っていい得点。

センターサークル付近からのチャナティップ裏スペースへのパスに抜けた鈴木武蔵の右足。 

 

■採点 

www.soccerdigestweb.com

 

前半2つあった決定機をジェイが決め切れなかったのが札幌としては痛かったですよね。

どちらかを決めていればまた違う結果になったと思います。

4失点したのはいただけないですが、攻撃面では十分チャンスは作れていたので、内容的にはそれほど悲観する必要はないと思います。

ただ、勝ち点を拾えないでこのままいくと負の流れに陥ってしまうので、早めに勝ち点を獲得したいですね。

 

次節は2/29(土)アウエーでの川崎戦。

強敵相手ですが、開幕連敗は何としても避けたいところですね。

週中にはルヴァンカップ グループステージ第2節があります。

2/26(水)アウエーでの広島戦です。

 

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