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【2020 J1 第28節】北海道コンサドーレ札幌 5 - 1 清水エスパルス これがホントの怪我の功名?

 

開始5分で先制されたチームを襲った悲劇。 

今シーズン取り組んでいるマンツーマンディフェンスの要となる荒野の負傷交代。

敵味方関係なく慌てて担架を要請する選手の姿や荒野の苦痛にゆがむ表情から、それが決して軽い怪我ではないことがすぐにわかるほどの衝撃度でした。

でもそれを境に試合の流れが変わってしまうからサッカーってわからないですよね。

大量5得点を奪っての逆転勝ちは、左足首骨折という大怪我を負った荒野に対する激励のメッセージになったんじゃないでしょうか。 

 

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スタメンは前節から2名変更。 

アンデルソンロペス、ドウグラスオリヴェイラに代わり、ジェイ、荒野が入りました。

 

■ハイライト 

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■総評 

・今シーズン最も成長した選手を襲った悲劇 

・負傷交代で流れが好転した要因 

・福森の復調がチームを上昇気流に

・ウーゴヴィエイラ初出場 

 

■感想 

久しぶりにスタメンにジェイを起用し、本来はボランチを主戦場とする荒野をシャドーに配置。

マンツーマンディフェンスという新しい戦術に取り組んでいる中で、守備的な面では難がある(むしろそこで無駄なエネルギーを使ってほしくない) と思っているジェイを起用する分、シャドーの位置に機動力のある選手を配置してカバーするという意図に私には見えたスタメンですが、そのゲームプランは荒野の負傷交代によって早々に軌道修正を迫られることに。

 

今シーズン一番成長した選手として真っ先に私が挙げたいのが荒野。

恐らくそう感じているサポーターの方も多いかと思いますが、昨年までとは明らかにプレーレベルが一段上に上がった印象で、昨年まで打てども打てども全く入る雰囲気がなかったゴールも今年だけで5ゴールを数え、持ち前の運動量にプレー精度が追い付いてきたのかなと。

これは彼自身が地道に積みあがけてきた鍛錬の賜物であることは疑いようがないですが、第5節仙台戦でのしょぼすぎるラフプレーでの一発退場がいい契機になったようにも感じてまして。

いい意味での責任感みたいなのが出てきているように最近のプレー振りからは感じていまして、今やチームの中心と言って差し支えない選手に育ってくれました。

今シーズンはおろか来シーズン序盤も復帰は難しそうというのが、今時点で出ている報道です。

確かに足首骨折という大怪我ですし、来シーズンと言っても2月ですから、あと3か月でというのは現実的には厳しいですよね。

しっかり療養し、リハビリを頑張って、あせらず復帰を目指して欲しいものです。

 

我々だけでなく、相手チームにとっても衝撃的だった荒野の負傷交代。

担架で運ばれたときの怪我をさせてしまった形となったヘナト・アウグストの何とも言えない表情が、それを物語っていました。

試合後にtwitterで以下の発信をしておりましたので、ここで共有しておきます。

 

話をゲームに戻しますと、荒野の負傷交代というネガティブな出来事で流れがこっちに来てしまうからサッカーって変わらないよ(´・ω・)(・ω・`)ネーと

突発的なアクシデントで緊急出場となったアンデルソンロペスでしたが、彼自身のパフォーマンスがそれに寄与したのはもちろんですが、ストライカータイプの選手が入ったことで攻撃への推進力が出たことと、荒野のために!っていう個々の選手の意気込みもあったのかなと、ジェイが急に守備を頑張り始めたのをみて感じました。

早い時間にPKで追いつけたことも心理的にいい方向に向きましたよね。

そして、最近のチームが上昇気流に乗り出したのは、福森の復調が大きいのかなと、この試合を観て実感させられました。

序盤戦、足の怪我で数試合欠場し、その後もパフォーマンスが上がらず途中交代する試合もあったり、黄金の左足の精度もさっぱり上がらず...でしたが、ここ数試合はその左足から繰り出されるパス一本で流れを一変させることも多く、この試合でも5点目となる直接FKであったり、1点目のハンドを誘ったクロスであったり、3点目のキムミンテのゴールをアシストしたクロスであったり、それ以外にも一発で裏を取るパスであったりと貢献度は一番だったんじゃないかなと。

 

ゲームとしてはジェイが奪った4点目で勝負あった格好で、それにより移籍後初めてベンチ入りしたウーゴヴィエイラも30分近くプレーする機会がありました。

本人が認めている通りのコンディションで動きの重さが目立ちましたね。

精一杯贔屓目に見たら動き出しの質はよくて...とか言ってもいいかなとは思いますが、彼のベンチ入りのあおりを受けてベンチ外になったドウグラスオリヴェイラと比べると、現時点でどちらがいいプレーができるかは議論の余地がないところ。

とは言え、ウーゴヴィエイラの来シーズンの契約はまだ決まっておらず、今シーズン残りの状態を見て判断するということなので、チームとして目標のない現状ですと、残り4試合も出場機会が与えられる可能性が大きく、どこまで状態を上げてこれるか、注目ですね。 

 

■得点シーン

 

ファンソッコは鹿島アントラーズに所属していたこともあり、プレー振りはよく知っているつもりだったんですが、こんなシュートが打てるなんて知りませんでした( ゚∀゚)・∵. ガハッ!!

右足インサイドで巻いて逆サイド隅にコントロールするなんて... 

 

 

PKを獲得したシーンはハイライトの方にあるんですが、福森のシュート性のクロスが相手ディフェンスの手に当たったもの。

一旦はノーファールとジャッジされましたが、主審が副審と相談した後、PKに覆りました。

清水側からはそれに対しての抗議はなかったので、ジャッジとしては妥当なところですが、主審として一旦判定したジャッジを覆すのは大変勇気がいることで、適切な判断を経てジャッジを変えた主審のナイスジャッジと思います。

スローで見ると膝と手どちらに当たったかの判断が難しかったのかなと思います。

膝に当たってから手に当たった可能性も考えられ、その場合はハンドにならないケースにあたりますし...と難しいジャッジではありました。

 

PKはアンデルソンロペスが落ち着いて決めました。

ジェイが蹴るものと思っていましたが、PK上手いんですねアンデルソンロペス。

ジェイが任せるぐらいですからよっぽどなんでしょうね。 

 

 

右サイド金子サイドアタックからのクロスはファーに流れ、ルーカスフェルナンデスダイレクトは当たり損ねるも、ジェイが頭で後ろに逸らし、アンデルソンロペス胸トラップから左足でゴール左上へ。

どこまでが思い通りの得点かは微妙ですが、上手くいくときはこういうものですね!

少なくてもルーカスフェルナンデスは間違いなく当たり損ねですw

 

 

キムミンテってこんな上手いシュート打てるんですね...w

福森CKはニアで跳ね返されるも、跳ね返りを再び福森が放り込み、それがジェイの奥に抜けてキムミンテ右足で逆サイド隅へ。

ディフェンスの股を抜いたコントロールショット。

 

ファンソッコが決めてキムミンテが決めて...と。

今日はそういう日ということでw 

 

 

福森から相手ディフェンス裏スペースへのパスに反応したルーカスフェルナンデス、ディフェンスと競り合いながらも折り返し、そこに走りこんだジェイがバウンドを上手く合わせたハーフボレーで逆サイドへ。 

 

 

福森のお待たせ今シーズン初ゴールは黄金の左足

壁側を狙ってくると予測していたGKの裏をかいて逆サイドに。 

 

■採点 

www.soccerdigestweb.com

 

次節となる第29節横浜F・マリノス戦は8/26(水)に実施済。

次の試合は11/28(土) 第30節 アウエーでの広島戦となります。

 

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