【詩】愛 | 幸せよりも『生きやすさ』を求めよう。

幸せよりも『生きやすさ』を求めよう。

幸せを求めると、不幸せとの比較が生まれる。

生きやすさを求めると、楽しくてしょうがなくなる。

頭の片隅に追いやった 嫌な記憶
ときどき夢に出てくる人たち 場面
もう思い出したくもないのに
夢はコントロールできない 仕方ない

自分が悩んでいることすら
わからなかった子ども時代
なぜだかわからないが辛かったんだ
それをわかってくれない大人に
また辛さを感じてたんだ
解決なんて必要なかった
ただ「愛」という全肯定が欲しかった
きっとそうだ きっとそうだ
辛いときに欲するものは
「愛」と呼ぶものなんだ


人の優しさを 跳ね返してしまうのも
自分を守るためなのかもしれないな
まだ受け皿が準備できていないから
待つことも大事なんだな
「わかってくれない」という歯がゆい思い
「どうせ」をつけるから
優しさも 敵意に感じるのかな


自分を愛する 自分は愛されている
誰かを愛する 誰かに愛されている
自分が愛で 満たされているのなら
そんなことは考えないだろう
のどが渇いていないのに
水が欲しいとは思わないだろう


1つの漢字 2つの平仮名
50音で最初に来るのは
意味を持ってのことですか
いちばん大事なことだから
最初の2文字を取ったのですか

もしも誰からも愛されてないと 感じても
それは幻想でしかなくて
頭の中にいる出会った人たちで
創り上げた世界でしかないんだ
そんな風に思ったとき
自分で自分を愛してみて
言葉にすると照れくさいかな
つまりは自分を褒めるんだ
頑張り屋さんのあなただから
人を褒めて 自分を責めるのでしょう

頑張りすぎるのは 

自分を傷つけているのと同等で
自分を責め続けるのは 

自分の存在を否定しているのと同等で 

人ひとりの力は 本当は弱くて
だからこそ協力することで
いろんなことができるもので
20階建てのマンションが
いつの間にか完成しているのは
人が協力しているからであって
人ひとりで作れるものは
本当に限られていて
時間がかかってしまうもので


何かを言う前に
あれこれ考えてしまうのは
傷つくのが怖いからだろ
言葉に正解なんてなくて
いくらでも修正できて

愛はやはり まずは受け取るもので
あふれ出してきたら 

他人に与えられるもので
赤ちゃんは そこにいることで
愛を与えているのであって


「愛」という抽象的なもの
難しいよね 何だろね
小さなことから 大きなことまであるけれど
きっと 誰かのためにすることは
すべて「愛がある」って

呼んでいいんじゃないかな