ご訪問ありがとうございます。
言語聴覚士の木村です。
先日、初めて会った親子さんのお話です。
2歳すぎのお子さんの、ことばの遅れが心配で、
ご相談に見えました。
私は、そのくらいの年齢のお子さんとお会いした時に、
コミュニケーションの取り方を注意してみています。
このお子さんは、
私と目を合わせてニコッとしてくれたり、
話しかけるとことばの真似をしたり、
しっかりとした反応が見られました。
本をとって欲しい時には、
「読みたい」とママや私に訴えてきました。
コミュニケーションが取れている感じが十分しましたし、
言葉をコミュニケーションの手段として使っていることも、分かりました。
そんなに心配しなくても大丈夫と思いましたが、
お母さんとしては、
言える言葉が少ないことや、
不明瞭なことが気になっていたみたいです。
お母さんのお話を聞いて、
いくつかアドバイスさせていただきました。
①あいうえお、から順番に一音ずつ真似させるのは止めること
②擬音語や擬態語、幼児語なども遊びや生活の中にたくさん取り入れること
③カードでことばのトレーニングをしないこと
などです。
お母さんには、
私がお子さんと行ったやりとり遊びや、絵本の読み聞かせを見てもらいました。
遊び方や読み聞かせには、
少しコツが必要です。
やり方を工夫すると、
とても子どもの反応が良くなって、
食い入るように絵本を見たり、
やりとり遊びに集中したりすることもあります。
このお子さんも、
絵本やオモチャの工夫で、
随分反応が変わりました。
お母さんからは、
「読み聞かせのやり方が分かりました。相談に来て安心しました」
と言っていただいて、私もホッとしました。
最初は、言語訓練に通うつもりでいたそうですが、
このお子さんには必要ないと思います。
しばらくご家庭で様子を見ていただき、
なかなか改善しないようなら来てなくださいと、
お話して終了しました。
連絡がないといいなぁ…。
読んでいただき、ありがとうございました。
このブログは、私個人の私見で書いてます。他のSTの先生と考え方の違いや、私の勉強不足などもございますので、ご了承ください。ご意見やアドバイスなどがありましたら、メッセージをいただけるとありがたいです。
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木村寿代
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