ご訪問ありがとうございます。
言語聴覚士の木村です。
私が、昔、あるお母様から教わったこと。
自閉症スペクトラムの診断を受けていたお子さんを、育てていらっしゃいました。
そのお母様とお話しする中で、
テレビを見る時間を減らしてみよう！
ということになりました。
そのお家は、ご家族みんなが協力的だったので、
ご夫婦で話し合って、
テレビを全く見ない生活を始めました。
そして、一週間。
子どもがすごく変わりました！
という報告が‼︎
具体的には、
目が合いやすくなった
話を聞いてくれるようになった
笑顔が増えた
少し落ち着いた
ことばの真似を始めた
というものでした。
確かに私もそのお子さんに接して、
同じ変化を感じられました。
ここまで短期間で変わるなんて、
私もビックリしました。
と同時に、テレビの影響の大きさにも驚きました。
テレビを見ない生活をすると、
子どもは最初は泣いたり怒ったりしますが、
そのうちに慣れてきて、
なにか退屈を紛らわすことを始めます。
それが、生産性の高い遊びになったり、
人と一緒に遊ぶことにつながったりして、
言葉やコミュニケーションをすることへの関心が、育っていきやすいのだろうと思います。
私の所に相談に来られた方で、
お子さんのタイプによっては、
この、テレビを見ない生活の話をさせてもらいます。
全員ではないけれど、
落ち着きのないお子さんとか、
人よりも物への関心が強いお子さんとか、
効果がありそうなお子さんにはオススメしています。
実際に、するかしないかはご家庭の判断にお任せしますが、
実践されたお母様からは、
お子さんの大きな変化のご報告をよく聞きます。
中には、オムツがはずれた、というものまでありました。
テレビを見ないということは、
当然スマホやiPadも見せないということです。
今の時代、それなりの覚悟が必要です。
ゲームや動画などは、子どもが大好きですからね。
家庭で何かできないか？と探しているとしたら、
こういうことから始めてみませんか？
読んでいただき、ありがとうございました。
このブログは、私個人の私見で書いてます。他のSTの先生と考え方の違いや、私の勉強不足などもございますので、ご了承ください。ご意見やアドバイスなどがありましたら、メッセージをいただけるとありがたいです。
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木村寿代
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