ご訪問ありがとうございます。
言語聴覚士の木村です。
以前参加したLD学会の後から考えていたこと。
幼児期に平仮名に興味が乏しいお子さんは、
読み書きに苦手さを抱えていて、
就学後に苦労することが多いです。
そういう子に対して、就学してから指導を始めるのでは遅い、ということでした。
小1の国語の教科書は、
最初からある程度読めることが前提で作られています。
なので、学校ではいきなり書く学習に重点が置かれます。
しかし、そもそも平仮名に苦手さを抱えるお子さんは、
書く練習を繰り返ししていても、
なかなか覚えられないということがあります。
平仮名学習も、言語発達が支えとなっています。
そのベースが整っていないお子さんは、
いきなり書く練習をしてもなかなか覚えられない、ということがあるのです。
なので、早めに幼児期に、
平仮名を覚えるためのベースを作ってあげることが大切です。
では、どうするのか?
ドリルを買ってきて反復練習…ではないです。
平仮名学習の前段階である、
音韻の認識が弱いことが多いので、
まずはそこから始めます。
例えば、しりとりとか。
逆さことばとか。
言葉を意味と切り離して、
音の側面からとらえる学習が効果的、
と言われています。
私のところにも、来年就学予定で、
平仮名がなかなか進まないお子さんがいます。
できるだけ楽しく取り組めるように、
どんなことをしようかな…。
何か面白そうなことを考えなくちゃ!
読んでいただき、ありがとうございました。
このブログは、私個人の私見で書いてます。他のSTの先生と考え方の違いや、私の勉強不足などもございますので、ご了承ください。ご意見やアドバイスなどがありましたら、メッセージをいただけるとありがたいです。
お問い合わせは、お気軽にどうぞ
ことばの相談室【結】
木村寿代
yui.kotoba@gmail.com
クリックしていただけると嬉しいです
↓↓↓
にほんブログ村
人気ブログランキングへ