横山秀夫さんの『臨場』を紹介します。

横山 秀夫さんは、1957年、東京生まれで、国際商科大学(現在の東京国際大学)卒業。

主な受賞歴は、
1991年「ルパンの消息」第9回サントリーミステリー大賞佳作。
1998年「陰の季節」第5回松本清張賞受賞、第120回直木三十五賞候補。
2000年「動機」第53回日本推理作家協会賞 短編部門受賞、第124回直木三十五賞候補。
2003年「半落ち」第128回直木三十五賞候補。
2004年「クライマーズ・ハイ」第1回本屋大賞第2位。
2013年「64(ロクヨン)」第10回本屋大賞第2位。

その他、「第三の時効」、「震度0」、「ノースライト」など多数の名作を執筆されています。

映画化、テレビドラマ化されている作品も多いです。
例えば映画は、
2004年「半落ち」 主演:寺尾聰
2006年「出口のない海」 主演:市川海老蔵
2008年「クライマーズ・ハイ」 主演:堤真一
2012年「臨場」 主演:内野聖陽
2016年「64(ロクヨン)」 主演:佐藤浩市
2019年「影踏み」 主演:山崎まさよし
テレビドラマは、
2000年~2004年「陰の季節」 主演:上川隆也
2002年~2005年「第三の時効」 主演:渡辺謙、緒形直人、石橋凌、金子賢、段田安則
2005年「クライマーズ・ハイ」 主演:佐藤浩市
2007年「震度0」 主演:上川隆也
2007年「半落ち」 主演:椎名桔平
2008年「ルパンの消息」 主演:上川隆也
2009年~2010年「臨場」 主演:内野聖陽
2015年「64(ロクヨン)」 主演:ピエール瀧
などが多数あります。


さて本書、
臨場とは、警察組織において事件の初動捜査にあたることを言います。
その臨場のプロフェッショナルが主人公。

横山秀夫ワールドを臨場の視点から鋭く描きます。
僅かな矛盾、ささやかな出来事から、
真犯人を見つけ出します。

「見逃せば犯罪者に再犯させるかもしれない。
誤認すれば多忙な部下に無用の仕事をさせてしまう。」
心に熱いものを持ちつつも冷徹な主人公は、
横山秀夫ワールドをしっかり楽しめます。


テレビドラマも映画も見たくなります。


全8作の短編集です。


関連ブログ:
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