4月1日 | Paris暮らし

 

伝統的に、フランスのエイプリルフール、みんな新聞やテレビも、本気で嘘をつきます。

秀悦で、知的で、笑える冗談が特に喜ばれます。

 

Le canard enchainé 有名な新聞の今年の嘘は

「安全のため、2020年のエイプリルフールは、2021年のエイプリルフールに延期されました」

Par mesure de précaution, le 1er avril 2020 est reporté au 1er avril 2021.

⭐︎

 

オリンピックのことを比喩しているのと、

エイプリルフールは毎年あるので、延期したところで・・・・。

という冗談です。

 

 

こういうのみんな、喜ぶんです。

今年はこの状況だけど、きっと逆手にとって、

冗談が街中に溢れます。

 

マクロンの30年後のおじいさん顔に加工した写真にコメントをつけて。

「さあ皆さん、外出禁止を解きます。外に出ていいですよ。」

 

夫婦の会話

「あなた!私が罰金を払うから、お願いだから、少しは外出してちょうだい!」

なんていうジョークが出回っています。

 

これだけ、悲しいニュースばかりで家の中にばかりいたら、

冗談くらい言いたいですよね。

不謹慎というのとは、ちょっと違うと思います。

 

「このままだと、誰も美容院に行かれないから、

 国民全員の髪が伸びて、白髪頭やまばらの色の人ばかりになっちゃうわね。」

なんて、毎日誰かが新しい冗談を言っては、笑い合っています。

 

背中に、魚の形の紙をこっそり貼るのも、

4月1日のいたずらで一番有名なもの。

 

明日、家の中でもやろーっ。と。(笑)

 

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