1987年に市立水族館として完成したスマスイは施設の老朽化が進んでいて、神戸市は完全民営化して建て替えを委ねる方針です。
2024年完成予定の新しいスマスイは、西日本で唯一シャチのショーが見られる他、イルカとふれ合える宿泊施設なども計画されていますが、
一方で、入場料は大人が1人1300円から3100円、小中学生が500円から1800円と大幅に値上げされる他、これまで無料だった4歳以上の未就学児も料金が必要になります。
4日、運営委託が決まった民間会社は、2024年以降の新しいスマスイの運営も行うことになっていて、神戸市は「民間のアイデアで、さらなる集客が見込める」としています。
今年3月の時点で決まったスマスイの民営化
和歌山
建て替え民営化される神戸市立須磨海浜水族園(同市須磨区)の新料金について、同市は3月にも始める整備・運営事業者の公募の条件に、市内の小中学生向け割引制度の導入を加えることを決めた。
学校行事で訪れる際は無料とすることなどを求める。割引などによる事業者の減収分は市が負担する方針。(若林幹夫)
同水族園では近隣市町の子どもを含め実質入園無料としており、民営化後の料金設定が注目されている。市は「市民の子育て支援の狙いもある」と割引制度について説明。
一方、市外の小中学生は負担増になる見通し。同水族園は約600種1万3千匹を飼育・展示し、年間約120万人が訪れる兵庫県内有数の観光施設。同市と近隣20市町の小中学生は「のびのびパスポート」で通常500円が無料になる。
市によると、入園者の約4割を中学生以下が占めているため、施設の補修・更新費の確保などが課題になっている。同規模の民間施設では海遊館(大阪市)が小中学生1200円、鴨川シーワールド(千葉県)が4歳~中学生を1400円にするなど子ども料金を千円以上に設定している。
同水族園の再整備は民間資本を活用して周辺の須磨海浜公園と一体的に行い、計画提案から整備、運営までを担う事業者を公募。水族園は2023年度にリニューアル開園する予定。市によると、同水族園の果たしてきた生き物の調査研究などは引き継がれる。
新料金について、神戸市内の小中学生は学校行事で訪れる場合、無料とするほか、それ以外の場合にも割引を求める。
民営化後にのびのびパスポートが使えなくなれば、市外の子どもには料金負担が発生する可能性がある。市は「基本的に事業者が採算性などを考慮して料金を決めるが、思い切った提案を求めたい」としている。
2019/3/23 05:30神戸新聞NEXT
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