自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

あなたの頭は、「90%、忘れる」ようにできている

よく聞く話ですが、本を読んでも「読んだ本の内容を覚えているのは、全体の10%だけ」で、人は誰でも、90%は忘れるようにできています。
これが本ではなく、授業や講義、セミナーだと5%だけしか覚えてなくて、95%は忘れるという実験結果もあるようです。

 

そう、人はどんなに真剣にインプットしようとしても、ほとんどのことを忘れてしまうのです。

 

では、どうすればいいか?
僕はインプットしたことを定着させるために、ふたつのことを意識しています。

 

ひとつは、「すぐに実践する」。
「このやり方はいいなぁ」と思っても、すぐに実践するのでなく、「このやり方はいいなぁ(いつか、やってみよう!)」と考えてしまう人がほとんどだと思います。
でも、僕はその日に、もっと極端に言うと、本を読む手を止めてでも、「まずはやってみよう!」と実践します。打つ鉄は熱ければ熱いほうがいいし、熱ければ熱いほど、覚えておく(=身につく)ことができるからです。

 

そして、もうひとつは「他者と議論する」。
あーだこーだといろいろと意見を交わすことで、自分の中で整理できていなかった思考が言語化され、自分の言葉で語ることができるようになります。「受け売り」から「自分の言葉=意見」に変わることで、読んだ本や受けた講義でインプットしたことが体に染み込んでいく。これが本当、大事なことだと思っています。

 

で、インプットした情報を忘れずに記憶しておく方法をいろいろと調べてみると、やはり一番いいと言われているのが、「教える」こと。
本を読んで覚えたことを、人に教えることで、「90%、忘れる」から「90%、記憶が定着する」そうです。教えることって、やっぱり偉大です。

 

覚えておきたいことほど、身に付けたことほど、人に教えてみる。もちろん、相手の貴重な時間をもらうわけですから、相手にとって有益な情報であることと、自分の言葉で語れるまで整理してから「教える」ことは必須です。