心向くまま徒然徘徊紀

思うままに思い、思うままに徘徊し追憶・追記を重ねていきたい。

年金問題を思う!ー2

2019-08-18 10:23:24 | 政治経済予測と政策の在り方&政策立案
 大半の老人は年金に生活を頼り切っているのだ。

 それなら働け!という人々もいるが65過ぎてどれだけ働けるのだろうか?

65歳までやっとの事で働き終えるのが普通精一杯なのだ。

働ければ、働くにきまってる。心身ともに限界に来ている人もあれば、

企業経営上不適格のものを雇えるほど

企業は余裕も暇もないのが今の資本主義社会なのだ。


 退職したら長年の疲労で長期入院したり、孫・子が病気したといっては

子供の世話や、高齢の親の介護いわゆる”老々介護”が待っているのが普通だ。

最近やっと幼児施設の無料化などが進みつつあるがそれも不備だらけだ。


 中には世間知らずの金持ち老人?が幼稚園や保育園ができると環境が悪くなると

猛反対するそうだが、ごく一部だと願いたいものだ。
 
 
 ちなみに老人のエンゲル係数は上がる一方だ。
 
30%は65歳以上の老人が占めているとするなら、

これまで車の更新やpcなどの電化製品の購入で潤っていた国内市場も

それらが叶わなくなるだろう。

30%を占める老人が消費が増えず、減る一方となれば景気は悪くなっても

よくなるはずがない。

小さなスーパーや生協など、買い物客は老人の男女が大半だ。

今でも、葬式などは費用がかさむので

ひっそりと家族葬で済ます家庭が大幅に増えている。
 
 また、衣食費だけの、もしくはそれさえ削る生活に後退し、

国内消費はさらに後退するのは目に見えている。


 ポイントが得しますよといってポイント支給のネット販売が増えていますが、

生活範囲以上の購入を求めるものばかりで、それも不正使用なども頻繁に起こっているようで

老人には怖くて利用できるはずがない。

政府は補助金制度をポイント還元制度で乗り切るつもりのようだが

あんな制限の多い補助金制度、それに不正が起きやすい制度はみんな敬遠するだろう。

間違って支給されたら後で請求が来ると言っているが、使ってしまったら返せるはずがない。

 
 40歳代50歳代の中堅が少々消費が増えても

国全体の消費を維持する(GDP)だけでも精一杯だろう。
 
それでも、老人を年金や保険料で絞りあげようとするから、

30%を占める老人たちの首を真綿で締め上げていくようなものだ。


 それでも今の65歳以上の老人たちは

今の日本の高度成長時代をつくりあげたという自負はあるだろう!


受験地獄時代、金の卵時代、猛烈社員・過労死時代、と戦後70年を駆け抜け

やっと生き抜いたと思えばこの状態だ。一部の高給取り、特権層から見れば

なんともないかもしれないが、この事態を甘く見てはいけない。


特権層、高給取りはこの土台の上に自分たちの高級・特権は成り立っているのだ。

土台が崩れればすべては元の木阿弥だ。


仏さまは偉かった!「蜘蛛の糸」は仏教からきている思想だそうだが、

経済循環を科学的に考えれば、そうなる必然性があるのだ。


金持ちが金持ちだけで生きていけるわけではない。


自然界はすべてそうなっていることを知るべきだろう。

生態系の勉強をした人なら当たり前のことだが、金に目がくらんだ強欲の

人々にはそれは目に映らないかもしれない。


 

  
 
 
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