東京遠征です。必然と好物である『とんかつ』も嗜みたい処、故にコチラに伺いました。




『成蔵』さん。
高田馬場にあります。ざっとこの近辺を歩きましたが...とんかつ屋多いな？何でだろ？
田舎者である私は『親子丼とんかつ専門　とん唐てん』にて初めて低温揚げとんかつに衝撃を受けるそしてその第一人者？がコチラの成蔵らしいのである。本家の味わいとは如何なるや？気合を入れて行列覚悟の決死で訪問したが、運良くすんなり入れましたとさその後は行列だったけど
東京モンらしく店内はかふぇすたいるな場所、田舎者な私はちと落ち着かんな？でも近年はこれが良いんだよね？とはいえホスピタリティは文句なく丁寧で流石の一言。




【ミルフィーユかつ定食】
ここまで”脂分”が伝わってこない顔立ちのとんかつは...初めて。
盛られた皿に油分が溜まってない！香ばしい揚げ油よりは何だか円やかの豚骨臭？それはそれで芳しいのである。




横から...綺麗だな...まるで造形されたオブジェにも思えてしまう。これがとんかつだから笑える。




まるで棘が立つ繭に包まれた花蕾にも見えてしまう...けどこれはとんかつ！
これは決してザックリ食べる代物では無さそうだな。




失礼ながら箸で割り中身を拝借...スッと箸が入り真っ二つに裂くのは容易である。
ミルフィーユと言うよりは丁寧に処されたミンチ？これが半端なく美味いのよ！！
蕩ける様なテクスチャーで旨味が広がる、それを低温処理で施した揚げ衣は肉質を更に美味くするパイ生地の役割、ミルフィーユ状に溶け込む淡いサクサク感の薬味。これは美味いな




チリソースが付いてくるので試食。あんまり他店では見ないね。
実食した感想は...申し訳ない俄然『塩』のみが美味過ぎて自分には合わなかった。
自家製ソースも一切れ試したが、もう『塩』のみには太刀打ち出来ず！各ソースの工夫を凝らしてあるが、どうしても元来の素材が死んでしまう気がして使用しなかった。
しつこいが、もう『塩』のみで有り余る充実感！その塩も少し細工が施されてたやうな？




やはりと言うべきか...
この種は全てにおいて手を抜かないね！香の物からキャベツの細さと自家製ドレッシングまで、とんかつ以外も全部美味えでやんの！中でも豚汁に感動した
中身は豚肉＋人参＋根菜ぐらいで味噌は少ない程度、しかし肉質の”出汁”が異様な旨味で忘れらぬ！もしかして味噌すらいらないのでは？もしかして豚吸いもの？で成り立ってしまいそうな深いコク！


やっぱり東京のとんかつは違うな...改めてこの料理に感動しました