菊花開く季節を迎え、朝夕すこしづつ冷え込み里の秋も少しづつ深まっていく季節
犀川沿いの神社の手水には、菊の花が浮かんでいた。
前回訪れたときは、紫陽花の花だったな。
ちょっとした心遣いが気持ちいい。
こういう心のゆとりが大切にしたいと思う。
春から仕事の関係で、金沢、富山と行ったり来たりすることが多くなり、何度か訪れた金沢の町。
「富山と金沢は雰囲気が全然違うね」というと、「富山は空襲で全部焼けてしまったからね」と富山在住の知人がつぶやいた。
そうか。
戦争や災害は街姿を変えていく。
頭の中では分かっていることだけれども、今まであまり意識したことがなかった。
人の想像力は自分の体験が元になる。
いろいろなものを見て、聞いて、体験することは大切だと思う。
空襲など戦火に合わなかった古都は、古い町並みと今がまぜこぜになった町。
一昔前にタイムスリップしたかのような時間の迷い子になる街
なんだか不思議なにおいのする街
ぶらぶらと歩いてみることにした。