男川と女川にはさまれた中洲に城が築かれ、両側の川向こうにそれぞれ
茶屋街、寺社が集められた不思議な街割がされている。
なぜなんだろうと調べてみると、勢力を誇った一向宗の監視強化のため、
一向宗以外の寺院を特定地域に集めたからだという。
寺院って、それぞれの地区ごとにあって、その地の守り神であったり、より所のような感じがしていたので、お隣も、そのお隣も寺院だとなんだか商店街が全部同じお店って感じで、不思議な感じがします。
前回足を運んだ、「ひがし」と「主計(かぞえ)」の茶屋街とはちがって、西の茶屋街は、こじんまりし、そこに住まう人の息づかいが聞こえてくる場所でした。東の方は観光客も大分戻って連休はたいそうな人ごみだったと聞いたので、やはりこちら側で正解でした。
賑やかな場所は苦手です。
すこし中を覗かせていただくことが出来ました。
華やかな三味線の音色に、芸子さんの舞い姿に、楽しげな笑い声が聞こえてきそうです。
早く、笑顔が戻ってくるとといいですね。
川べりに戻ってみると、どんよりした雲が広がってきていました。
日本海側の空は、どんよりした空が多いといいます。
夏が去り、秋が始まったばかりなのに、冬の足音がすぐそこまで来ているような空でした。