昨日のMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)をみた。来年の東京オリンピック陸上のマラソン代表の選考会だ。
今後、この大会はオリンピック前年に行われるんだろう。MGCの参加資格を取るために指定レースに参加し、基準を突破することでMGCへの参加資格が得られる。
男子はTBS、女子はNHKが放送することになっていた。放送直前のTBSの面々を見ていると嫌気がさしたし、CMでいいところが飛んでしまうこともあるので、NHKのみを見た。副音声の増田明美氏の話の面白いこと。。主音声は有森と野口だったが、有森は下準備があんまりできてなかった様子。増田明美氏の情報力には足元には及ばん感がありあり。野口は放送に慣れていない様子。
男子について言えば、すでに「ビック4」って指定していた。いかにも民放のTBSしそうなことだ。。絶対プレッシャーかかるよ。ビック4って思っていた。ビック4のうち代表内定とれたのは服部選手のみ。まーよく頑張ったわ。
男子トップの中村選手は「プレッシャーがかからなかったのが良かった」と言っていた。来年はプレッシャーに押しつぶれて、本番では結果を出すのは無理なような気がする。。
失敗レースだったが、本当に力を発揮できるのは、設楽のような飄々として周りのプレッシャーにも動じず、夏の暑いレースなのに冬のレースのように飛び出していく、思い切ったレース運びのできる者だと思う。。優勝した女子の中村のように飛び出しが、もう少し遅く20㎞手前ぐらいだったらそのままゴールできていたのではないかと、とても残念な気がしてならない。
代表内定者は1年間後の五輪で調整期間が長く取れるかもしれないが、周りからのプレッシャーに耐えなければならない期間ももちろん長い。プレッシャーに負けないように練習に打ち込むことが予想されるが、それが、かえって怪我につながるような気もする。
代表内定の枠はもう一つ。男子は2時間5分?くらいのタイムを出したら、代表になれる可能性があるかもしれないらしいが、5分台はよほどのことがない限り無理だろう。5分台を出したとしても心身ともに回復させて、夏のレースに向けた調整がどれほどできるか・・・
オリンピックの男子マラソン日本代表は本当につらい日々がこれから始まる。。いだてんの金栗四三さんだって、当時の世界記録をもってしても入賞すらしてないんだからね。。
優勝インタビューやNHKのスポーツ番組での受け答えを見ていたら、女子の前田穂南さんが東京オリンピックマラソン金メダル最有力と思った。
MGCも終わったことだし、自分自身も練習しなくっちゃね。
男子は「設楽選手で決まりだな」と30kmまでは思ってました。
女子で優勝した前田選手もそうですが自らレースを動す選手が本番で力を発揮するような気がしますね。
牽制しあって抑えたペースで走るくらいならペースメーカー入れた方が良いのではとも思いました。
とは言え男女とも世界記録から考えると1km以上離されているので記録の事は置いといても良いのかな~(笑)
女子の前田選手は素晴らしい。自らの意思で動くというのが本当に必要ですね。設楽選手は飛び出すのが早すぎでしたね。せめて15㎞過ぎで飛び出しておれば、ゴールまでもったのではないかと感じました。
昔の瀬古のようにずっとイカンガーの後ろにつき、競技場の最後100mでダッシュし優勝するというのは本当につまらんと思いますね。