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健美家コラム第39話で、会社をクビになって専業大家になった経緯を書いています。よかったら読んでみて下さい。

会社をクビになってやむなく専業大家になった私。赤字事業の原因はトップにある!

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おはようございます、ぺんたです。

ある木造アパートの1室だけがかなり傾いている・・・というお話しを以前書きました。

そのお部屋は、フローリングを重ね貼りし、大工さんの匠の技で水平を取る・・・という対策を施しました。

出来上がりの写真はこんな↓感じなのですが・・・
DSC_1499

部屋の奥のほうにある押入のところを見ると、かなりかさ上げされているのがわかります。
DSC_1501

以前はこの部屋に踏み入れると(あ、傾いているな💦)とすぐにわかったものですが、5センチぐらいレベル調整をしてもらったのでぜんぜんわからなくなりました。さすがプロの大工さんです!

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このお部屋のリフォーム工事をある工務店さんにお願いしたのですが、フロアの傾き調整工事を行っている最中に、社長から電話をもらいました。

「ぺんたさん、あそこのアパートの雨水枡のところも一緒に直しとかないとマズそうですよ・・・💦」

というお話でした。



このアパートは1フロアに4部屋あるタイプなのですが、一番はしの1部屋だけが外方向に傾いていました。地盤沈下によるものです。

着工前の議論では、地盤沈下の原因は不明ながら、

「土地を埋め立ててすぐにアパートを建てたから、その後土壌が締まることで地盤沈下を引き起こし、傾いたんじゃないか?」

とか、少しくぼ地になったところにアパートが建っているため、

「ここは土地が低くなっているから、地下に『みずみち』(=地下水脈)が通っていて、地盤の土壌を徐々に流して行ってるのかも・・・」

などと言われておりました。

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ところがこの日の社長の言葉を借りると、

「雨水枡の手前に裂け目があり、敷地内に降った雨水が雨水枡に入らずに地下にしみこんでいたんですよ」

「その裂け目の下には大きな空洞があり、土壌が流れ出た形跡があります。建物の沈下はここのせいでしょう!」

と、かなり確信を得た口調でした。

社長の携帯がネット契約のないガラケーなためビフォーの画像は送ってもらえませんでしたが(苦笑)、隙間を土で埋めてから新たにモルタルを打ってもらいました。
DSC_1497

この雨水枡のすぐちかくに下水の系統が走っているのですが、その周辺からも雨水が侵入していたようなので、そちらも補修してもらいました。
DSC_1498

どういうことかわかりにくいと思うので、イメージだけお話しすると、ここの敷地はくぼ地になっているのでちょうど『じょうご』のような形をしていると考えてください。

じょうごのクビにあたるところが上の雨水桝で、敷地内に降った雨水はほぼすべてこの雨水枡から排水されるようになっています。
EA992CD-4_IMG_WEB_OUT(01)

ところが、矢印のところに大きな裂け目があったため、雨水が雨水枡に流れ込まず、その手前の土壌を押し流していた・・・という仮説です。


冒頭に書いたお部屋は、沈下の具合が均一ではなく三次元的に沈んでいたのですが、沈下がひどい方向にはこの雨水桝があります。そういうことからも、社長の見立てが当たっているような気がします。


雨水の排水不良でアパートが傾くとしたら、私には盲点でした。購入前の要チェック項目に入れておかなくちゃいけませんね(^^;)

あぁ、中古アパートって奥が深いですね・・・。これで沈下が止まってくれると良いのですが。。。(^^;)

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