私が日本語学習者に過度な忖度をしない理由最近改めて、反転授業は日本語の授業に向いてないと思う理由としないほうがいいと思う理由

2020年01月19日

とりあえず関西の日本語教師(以外の方にも)朗報!ホストファミリーになって、違う形で留学生の役に立つチャンス

先日、RENの樋口さんつながりで、主にアメリカからの留学生にホストファミリーをお世話し、同時にホストファミリーのサポートも行うっていう事業をなさっている「株式会社ネクステージ」の方とお会いする機会がありました。

で、色々話が進んで行くうちに私のブログでそれを紹介する運びとなりました。

なぜかというと、結構日本語教師の方がホストファミリーとしても活躍されているから。

これ、私の周りではあまりそういう話を聞いたことがなかったので意外でした。

でも考えてみたら、資質的に日本語教師ってホストファミリーに超向いてますよね。

語彙制限できるし、間違った日本語を使われてもすぐ類推できて、比較的円滑なコミュニケーションが容易ですもんね。

というわけで、今回はネクステージさんが展開されている、現在日本語教師の方も携わっているホストファミリーについてご説明するのと、後半は私の意見を書いていこうと思います。


☆☆☆☆☆☆☆


ポイントは2つ。


1 ボランティアじゃない

これ、大事。

私は常々、日本ってボランティアに頼りすぎなんじゃないかって思ってます。

東京オリンピックも大丈夫なんですかね?東京ではここ最近、時給1200円出してもバイトが集まらないって言ってるのに、本当にボランティアが必要人数集まるの?とか思います。

まあ、それは置いといて。

逆に書くと、日本人は誰かの役に立つ行為を行ったのであれば、それに見合う対価を受け取るべきなんです。

こちらでホストファミリーになると、泊数や人数に応じて謝礼が支払われるそうです。 

一過性のものではなく、継続的に何かをやるのであれば、報酬は必須です。


2 今回の募集には都合が合わなくても、色んなタイミング、そして色んな形で紹介してもらえる

特に今、募集しているのが、下記の案件だそうです。




 上記のサイトにスケジュールが掲載されているように、今週の火曜日から説明会が始まります。


今回のこの留学生を受け入れるプログラム期間には都合がつけられないって人でも、これ以外にも留学生を受け入れているそうなので、「無料説明会にお気軽にお越しください。」とネクステージの担当の方がおっしゃってました。


あと、今回タイトルに「とりあえず関西の日本語教師」って書いたのは、上記の案件を想定していたから。

繰り返しになりますが、この案件以外でも留学生受け入れ事業も行っているそうなので、関西以外の方でホストファミリーに興味を持たれている方は、下記のページをご覧ください。




☆☆☆☆☆☆☆


ここからは、私の主観的な意見。

1 ホストファミリーになったら、世界が広がる

今特に募集されてるのはアメリカの高校生なので、受け入れる側は直にアメリカ人の考え方や習慣の違いなどに触れることができます。

また、他の案件もあり、アメリカ以外の国籍の留学生が来ることもあり得るので、色々な価値観に直に触れることになり、相当世界が広がりそう。

しかも、自分が現地に行かなくてもいいわけですし。


もちろん、最初はカルチャーショックがあるかもしれませんが、すぐ良い思い出になります。

私自身も大学時代にイギリスにホームステイし、初日に出されたゴムのような味のピザ(ゴム食べたことないけど、想像でゴムってこんな味だろうなって味)とクタクタに煮込まれた野菜スープをいただいた時には絶望しましたが、今では笑い話です。


それと、お子さんがいるご家庭だとさらに良い影響がありそう。

今でこそ外国人留学生や技能実習生が増えてきましたが、まだまだ周りは全員日本人って環境下にある子供も結構いたりします。

しかし、人生の早い段階で海外の価値観に触れておくと、相当成長のスピードが増すのでは?

外国人留学生に触れることによって、その言語や海外全般に興味を持つかもしれませんし。
 
そういう意味でも、ホストファミリーになると家族の全員が多かれ少なかれその世界を広げることに繋がるんじゃないでしょうか?


2 日本語教師がホストになると、日本語教師としてのスキルも向上する

職業柄、どうしても日本語教師目線で考えてしまいます。

ホストとして外国人留学生を受け入れると、日本語学校の授業よりはるかに多くの時間を留学生と共有することになり、彼らのアウトプットに触れる時間が増大します。

日本語学校の授業だと、聴解や読解だと留学生がアウトプットする時間はあまりありませんし、文法説明が講義形式だとそこでもアウトプットも少なくなりがち。

ところが、生活を共にするとなると話は別。

私が考える、日本語教師がホストになるメリットは、

・発音のクセが分かる

・何と何を混同しやすいか分かる

・どういう誤用が多いか分かる

・どう考えて文を構築しようとするのかが分かる

ってところですかね。


私が今個人的に興味があるのは、同じ English native speaker でも、例えば白人アメリカ人と白人イギリス人で、上記のようなことに違いはあるのか?です。

今更ですが、Downton Abbey にハマっておりまして、彼らのイギリス英語の発音がやっぱりアメリカとは全然違うなって実感してるから。


それは置いといても、ホストファミリーとして外国人留学生とコミュニケーションできれば、職場では得られないほどの情報をゲットできるチャンスが増えるってこと。


3 留学生にとっても良い経験になる

私が以前教えていた中国人留学生は、私が教えるまで日本の高校に在籍していました。

ところが、彼らはその高校で寮に入っており、おそらくずーっと中国人だけでつるんでいたため、日本や日本人についての知識は日本に留学する前とほぼ同じって状況だったようです。

これ、あんま留学してる意味ないんですよね。


ところが、ホームステイとなれば否が応でも日本人に接することになるし、色々な日本文化に触れることになります。

ホームステイを希望する留学生は、おそらくそういうことをやりたくて希望しているのだろうから、すごく良い経験になります。


それともう1つ思うのは、都市部の日本語学校にいる留学生ってほとんどがワンルームマンションみたいなところに住んでいて、伝統的であれ現代的であれ日本家屋がどういうものかって知らないんですよね。

そういうのもなんか勿体無いなって思ってましたけど、ホームステイをすると留学生はそういう知識も身につけることができます。


4 地方にこそもっとホストファミリーが生まれてほしい

これ、完全に私の個人的な意見です。

実際に、大阪市と35000人規模の人口の備前市を行ったり来たりしていると、本当に感じるのが教育格差。

特に、結果の平等ではなく機会の平等っていう文脈で。

うちにバイトに来てる高校生男子って、今まで外国人と本格的にコミュニケーションしたことないんじゃないのかなって思います。

私が高校生だった時代ではそれもやむなしって思いますけど、現代でそれはちょっと・・・


地方のそういう子供に外国人と触れ合う機会を与えてあげたいし、2でも書いたようにそうなれば彼らの得るものも相当大きいです。


まあ地方だと、実際問題としてそこに配置する人員の問題も出て来るとは思いますが、私みたいな語学教育に携わった経験がある人で、地方にある程度人脈がある人がいれば、概要だけでもその人に任せればホストファミリー募集も可能なのかなと。

私について書くと、備前市長、備前市商工会議所理事長、いくつかのNPOの主催者、備前市観光協会理事長、ひいては私が住んでいる畠田の自治会長であれば顔がききます。


現実的なアイデアかどうかはさておき、やっぱり私は地方の子供達にもチャンスを与えられたらいいな、って思ってます。


☆☆☆☆☆☆☆


後半は私の見解なので、判断の際にはそれはスルーしていただいても全然大丈夫です。

とりあえず前半の情報だけででも興味を持たれた方で、家の部屋が空いていて食事の準備ができる方は、サイトを閲覧したり無料説明会に行ってみてはいかがでしょうか?

あ、そうそう、忘れるところでしたが、関西であれば必ずしも京都市内でなくても京都まで1時間県内なら場所は基本的にどこでもいいそうです。

なので、神戸方面の方とかでも大丈夫です。


ほな、さいなら!


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