暑い毎日が続き音楽を鑑賞するには少し後ろ向きになりそうな気候ですが、今回は涼しさをお届け
するためFrank Chacksfield Orchestraの演奏するハワイアン・ナンバーを中心にお届けします。
「ワイキキの浜辺で」"On the beach at Waikiki"はG.H.Stover-Henry Kailimaieの1915年の作品。
Musical"Bird of paradise"のテーマ曲。
"Hawaiian war chant"はRalph Freed-Johnny Noble-Leleiohakuの1939年の作品。
"Now is the hour"(今し別れの時）はMaewa Kaihan-Dorothy Stewart-Clement Scottの
1946年の作品。別名"Maori farewell song"とも呼ばれます。当時Bing Crosby盤が大ヒット
を記録しました。
"Sweet Leilani"はHarry Owensの作品。映画"Waikiki wedding"(1937)の主題歌で主演の
Bing Crosby盤が大ヒットしアカデミー主題歌賞を受賞しました。
"Bali Hi"はMusical"South pacific"で紹介されたOscar Hammerstein II-Richard Rodgersの
1949年の作品。
"Red sails in the sunset"(夕陽に赤い帆）はJimmy Kennedy-Hugh Williamsの1935年の作品。
これもBing Crosby盤が当時、大ヒットを記録。1951年にはNat King Cole盤もヒットしました。
ここでヴォーカルナンバーをお送りします。
”Harbor lights"(港の灯）はJimmy Kennedy-Will Grozの1940年の作品。日本では1960年
のPlatters盤がよく知られています。効果音を巧みに使った編曲が聞きものです。
”To you sweetheart aloha"(恋人よアロハ）はHarry Owensの1936年の作品。この作品をタイトルとした
Andy Williamsのアルバムが1959年ベストセラーとなっています。
"Hukilau song"はJ. Owensの作品。Bing Crosby の録音。
"Tiny bubbles"はLeon Poberの1966年の作品。ハワイのDon Ho盤が世界的にヒットしました。
歌声にはBing Crosbyの影響が感じられます。
再びFrank Chacksfieldの演奏に戻ります。
"Hawaiian wedding song"(ハワイの結婚の歌）はAl Hoffman-Dick Manning-Charles E. King
の1958年の作品。Andy Williams盤がトップ10にはいるヒットを記録しました。
"Cocoーnut"はハワイのTraditional songです。
”Blue Hawaii"はLeo Robin-Ralph Raingerの1937年の作品。映画"Waikiki wedding"でBing Crosby
歌い話題となり1962年にはElvis Presley主演の同名映画の主題歌として広く知られています。
"My little grass shack"(小さなかわらぶき小屋）はBill Cogswell-Tommy Harrison-Johnny Nobel
の1933年の作品。ハワイアンナンバーとして日本でもよく知られた作品。
"Moon of Manakoora"(マナクーラの月）はFrank Loesser-Alfred Newmanの作品。映画"Hurricane"(1937)で紹介され、その後スタンダード・ナンバーとして数多くのアーティストが取り上げています。
”Aloha oe"(アロハ・オエ）はハワイのQueen Liliuokalaniの1878年の作品。Bing Crosbyのレコードが
大ヒットしてハワイアン・ナンバーとして人気の高い作品です。
