Charlie Byrd(September 16, 1925 – December 2, 1999) はアメリカを代表する

Jazz Guitaristの一人。

1950年代後半からRiverside, Columbia, Concordなどのレーベルに数多くのアルバムを残し、

熱心なライブ活動を続けた。Bossa Novaには早くから関心を示し、1962年にはStan Gezz

のアルバム"Jazz samba"にギタリストとして参加、特に"Desafinado"は注目を集めアルバム・チャートでは第1位を記録しました。ただ続編"Jazz samba encore"ではギタリストとしてLuis Bonfaが参加して

います。

 

日本でも、そこそこのアルバムは発売されていますが、未発売の音源も多く、

再評価が必要な気もします。

"Desafinado"はAntonio Carlos Jobimの作品。前述のアルバムではStan Getzはグラミー賞を受賞し1962年には全米15位を記録しています。タイトルは「調子はずれ」を意味し1959年に出版されました。

 

 

チャーリー・バードは1967.年から1972年までCBS Columbiaに在籍し、JazzのProducer 

Teo Maceoのもとで10枚以上のアルバムを制作しましたが、日本でこの時期の作品が

十分に紹介されていません。

今回はこの時期の作品を中心にお届けします。ボサノヴァ、ジャズのほか、この時期に話題になった

スタンダード作品をボサノヴァ調の編曲である時はオーケストラをバックに、また自身のギターを中心

とした3~5名のバンドで演奏された作品もあり日本では当時ボサノヴァ・ギターとして

イージーリスニングのような扱いを受けジャズ・ファンからは必ずしも歓迎されませんでした。

ジャケット写真には名前の「バード」にかけて「鳥」が頻繁に登場しています。

 

”Meditation"もAntonio Carlos Jobimの作品。Charlie Byrdはこの作品を何度も録音しています。

原題は"Meditacao"で瞑想を意味する。この録音はColumbia→Concordeに移籍しボサノヴァ

に傾倒していった時期の録音です。

 

"Mood Indigo/Satin doll"2曲とも巨匠Duke Ellingtonの作品ですがJazz ギタリストとしての本領が

発揮されています。1969年の録音。Album"Let go"に収録。

 

 

 

"Live for life"(パリのめぐり逢い)は同名の映画の主題歌でFrancis Laiの作品。

アルバム"Hit trip"(1968)に収録。

 

 

"Man & woman"(男と女)も同名の映画(1967)の主題歌でやはりFrancis Laiの作品。

この2曲ではボサノヴァ調で演奏されJazzというよりEasy Listeningの色合いを濃く感じます。

 

 

”Wait until dark"(暗くなるまで待って)は同名の映画(1968)のテーマ曲でHenry Manciniの作品。

Columbia在籍時の特徴としてHenry Mancini, Beatles, Burt Bacharach, Jim Webbの作品を

かなり録音している事があげられます。

アルバム"Hit trip"に収録。

 

"Look of love"(恋の面影)は映画「カジノロワイヤル」(1965)の挿入歌でBurt Bacharachの

作品。これも"Hit trip"に収録。

 

 

"This guy's in love with you"もBurt Bacharachの作品。1968年Herb Alpert盤が大ヒットしました。

Charlie Byrd Quartetの演奏盤"Let go"(1969)に収録。

 

"While my guitar gently weeps"はGeorge Harrisonの1969年の作品。この曲を収録したアルバム"Aquarius"は1969年チャートにもはいり大きな注目を集めました。

"Norwegian wood"はLennon-McCartneynnon-McCartneyの1965年の作品。

アルバム"Touch of gold"(1965)に収録。.編曲はCharles Calello.。

 

 

 

 

 

"Jazz 'n' samba"(So danco samba)はAntonio Carlos Jobimの作品。

「ダンスだけを踊る」という意味の作品で「ワン・ノート・サンバ」とは別作品です。

 

 

 

 

”Wave"もAntonio Carlos Jobimの作品。1967年に同名のアルバムをリリース後、数多くのカバー

バージョンの生まれた作品。この作品も何度も録音しています。

 

 

”Samba de Orpheus"(オルフェのサンバ)は映画「黒いオルフェ」(1959)の挿入歌でLuis Bonfa

の作品。Album"Brydl and Charlie Byrd"(1967)に収録。

 

"Manha de Carnaval"(カーニヴァルの朝)も同映画の主題歌。のちにヴォーカル・バージョンも多数

発表されました。これもAlbum"Brydl and Charlie Byrd"(1967)に収録。

 

 

"Let go"(Canto de Ossanha)「オサ―ニャの歌」はBaden Powell-Vincius De Moraesの

1967年の作品。日本でもおなじみのメロディーでTeo Maceoの制作した同名のアルバム

は1969年にリリースされベストセラーを記録しています。

 

 

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