経典『子供にとって大切なこと』(大川隆法著 幸福の科学出版)より
今は、働いているお母さんも多い。七割ぐらいのお母さんはそうかもしれないね。(中略)
ただ、人間の能力には限界がある。働いているお母さんが、専業主婦のお母さんと同じように、家の中のことをできるわけはないよね。もし、それができるなら、お母さんの能力が他の人の二倍あることになる。(中略)
そうでなければ、どこかに、うまくいかないところ、しわ寄せが出てくるはずだね。
それは、君たちから見れば、「手ぬきをされた。」ということになるかもしれない。(中略)
けれども、そういうふうにお母さんが働いているのは、いろいろな理由があって、何か働く必要があるからなんだ。
お父さんの給料だけでは、生活するためのお金が少し足りないので、働かなければいけないお母さんもいる。
中には、能力や才能があるために、仕事をやめることができないお母さんもいる。職業で自分自身のキャリア、経験をつけて、世の中の役に立つことをしたいと思っているお母さんもいる。
いろいろな理由はあるけれども、お母さんは、働くことによって何かを得ているわけだね。
でも、その結果、失うものも当然ある。それは、家庭で使える時間が減ってくるということだ。
そうすると、子どものほうは、やはり不満がたまってくるよね。(中略)
いろいろと不満が出てきて、親子でけんかをするようになり、家庭の不和が起きてくることもあるんだ。
また、お母さんがつかれていると、お父さんともうまくいかなくなることが多い。(中略)
けれども、子どもにとっては、家庭がどうしてそういうふうになったのかは、自分自身が大人になってみないと、本当は分からないものなんだ。(中略)
子どもの不満がたまってくると、それが夫婦げんかの種になることもあるんだ。(中略)
「子どもに手がかかりすぎるために夫婦がうまくいかなくなった。」ということもあると知らなければいけないんだね。
だから、(中略)子どもだって、「自分でできることは自分でしなければいけない。」ということなんだ。
例えば、家の用事でも、お母さんができないときには、君にできることをすることだね。買い物など、ついでにできることがあれば、やってみよう。 お父さんのことでも、何かできることがあったら、やってみよう。 それから、君が弟や妹のめんどうを見てやれば、親はずいぶん楽になるよね。
勉強でもそうだよ。
自分ひとりで勉強ができずに、いつも親に見てもらわなければいけないようでは、親にふたんがかかってしまうね。
だから、自分で勉強できるようになるのは良いことなんだ。
『子供にとって大切なこと』(大川隆法著 幸福の科学出版)P67~76
映画『世界から希望が消えたなら。』特報【2019年10月18日ロードショー】
「親子の縁」
大川隆法 幸福の科学グループ創始者 兼 総裁。
1956(昭和31)年7月7日、徳島県に生まれる。東京大学法学部卒業後、大手総合商社に入社し、ニューヨーク本社に勤務するかたわら、ニューヨーク市立大学大学院で国際金融論を学ぶ。
81年、大悟し、人類救済の大いなる使命を持つ「エル・カンターレ」であることを自覚する。
86年、「幸福の科学」を設立。信者は世界100カ国以上に広がっており、全国・全世界に精舎・支部精舎等を700カ所以上、布教所を約1万カ所展開している。
説法回数は2,900回を超え(うち英語説法130回以上)、また著作は31言語以上に翻訳され、発刊点数は全世界で2,500書を超える。『太陽の法』(幸福の科学出版刊)をはじめとする著作の多くはベストセラー、ミリオンセラーとなっている。
また、映画「宇宙の法-黎明編-」(アニメ・2018年10月公開) 、「僕の彼女は魔法使い」(実写・2019年2月公開) 、「光り合う生命。-心に寄り添う。2-」(ドキュメンタリー・同年8月公開) 、「世界から希望が消えたなら。」(実写・同年10月公開) 、「心霊喫茶『エクストラ』の秘密 -The Real Exorcist-」(実写・2020 年公開) など、18作の劇場用映画を製作総指揮・企画しているほか、映画の主題歌・挿入歌等、100曲を超える作詞・作曲を手掛けている。
ハッピー・サイエンス・ユニバーシティと学校法人 幸福の科学学園(中学校・高等学校)の創立者、幸福実現党創立者兼総裁、HS政経塾創立者兼名誉塾長、幸福の科学出版(株)創立者、ニュースター・プロダクション(株)会長、ARI Production(株)会長でもある。