FF11日記

初回「ヴァナディール」からお読みいただけると幸いです。
特に「FF11一寸いい話」の原作者の方々は是非お願いします。

心に響いたメッセージ

2019年08月22日 | 日記
2019年8月22日
長くこのブログを書いてきましたが、実は内心自慢のテーマが1つあるのです。
覚えておいてでしょうか?
「ゴブリンフットポイント」です。
ほんの小さな疑問でスタートした話が、書いている本人が驚くほど様々な形に展開していきました。
そしてやっと解決した「一万年の夢の終わりに」が、その後に発表されたマウント「レヴィデス」を手に入れる条件になると言う、思わぬ副次効果を得ることにもなりました。

作家が作品を描いていると、「作品中の登場人物が勝手に動き出して、どんどん物語が進んでいく」と言う話を聞いたことがあります。
ゴブリンフットが正しくこれで、作者の頭に全くなかった事実が勝手にどんどん現れて展開していったのです。
そしてそれらの中で1番面白かったのが「いろは歌」です。
プロマシアミッションの名前の頭の一字をつなげていくと、いろは歌になっていると言うあの話です。
いろは歌の最後尾の部分、「アサキユメミシ」がキーなって問題が解決します。
さてここまで書いてきてやっと今回のテーマに入ることができます。
「ミッションの名前の頭の一文字を並べると意味を持つ」
これが「心に響いたメッセージ」になっていたというのが、今回のお話です。

ブログを継続して読んでくださった方は既にご存知の通り、souzouは2015年4月にブログを閉鎖しています。
閉鎖の理由はこの時、ヴァナディール最終章が発表された事です。
この時のショックは大変なものでした。

ブログ「ジョブのたな卸し」には次のように書きました。
2016年3月にPS2とXBOXのサービスが終了しました。
このゲームはPS2で開始したので、このゲームを育ててくれたいわばメインのお客さんへのサービスが終了したことになります。
面倒なウィンドーズ化にトライしなかった多くの戦友達が最期の「勾玉の輝き」をラストバトルとして卒業して行きました。

またブログ「シーフ」にはこう書きました。
ヴァナディール最終章発表されちゃいましたネェー
souzouも「ルルデの庭の集団自殺大会」とやらに参加したい気分です。
このブログも終わりかなぁー。
「もう先が無い」と宣言された世界で書き続けるってのもねー。

このときのショックは今でもはっきり覚えています。
毎日のログインがあたり前という日々が、長い年月ひたすら続いていたのです。
考えてみれば幼稚園2年、小学校6年、中学校3年、高校3年でトータル14年です。
これと同じだけの期間、毎日このゲームを続けて来たのです。
終了すると宣告された時の、ルルデの庭での集団自殺への呼びかけは決してオーバーではなかったのです。
こうして泣く泣くお別れの挨拶を述べてブログを閉鎖することに決めました。
ブログ閉鎖はせつなくつらい瞬間でした。

さて、これでやる気が無くなったかというど、恥ずかしながらそうはなりませんでした。
このすぐ後発表された星唄ミッションが凄すぎました。
スクエニ渾身の大サービスに驚喜乱舞の体で、moriyさんと二人でアドーリンを
駆け回る毎日が続いたのです。

ここで星唄ミッションの項目を全て掲げることにします。
「いちいち書き出す必要は無いよ! わずらわしい」と言わないでください。
論より証拠という言葉もあります。

第1章<創造~あるいは生誕の唄>
2015年5月14日のバージョンアップで実装。
鳴くはクリスタル
外洋からの使者
縛め解きて
ある始まり
祈りの炎(星唄の煌めき【一奏】取得)フェイスの上限数1体アップ。
第一の定め(要:ドラゴンミッションクリア)
天地の間に
理外の獅子
害毒の渦
時のない世界(星唄の煌めき【二奏】取得)
運命を奏でよ(要:闇王ミッションクリア)
後の先
ざわめきの言霊
異質なるもの
迷えし聖獣(星唄の煌めき【三奏】取得)
使者ヴォルトオスクーロ
誰がために鈴は鳴った

第2章<成長~やがて眠りの唄>
2015年8月5日のバージョンアップで実装。
御魂の声
波の向こうに(要:プロマシアミッション「ふたつの道」)
候ふ者たち
待ち人来たらず
逃れられぬ運命
羅針に従え
無頼な風(要:アトルガンミッション「無手の傀儡師」)
咎人を追え
浄化の光
胡乱なる目
願え叶え賜え
つごもり
瓦解する存在(星唄の煌めき【四奏】取得)フェイスの上限数1体アップ。
暗中模索(要:アルタナミッション「ケット・シー、馳せる」)
流浪の旅
仮面の一味(要:アルタナミッション「天涯の娘」(「紫電、劈く」クリア))
犠牲の上に
理外の鯨
ヴァナ・ディールの光と闇
長いお別れ
ディスティニー
イロハの特訓
累々たる想い
呪われし寺院(要:ジラートミッション「ウガレピ寺院」進行)
先人の知恵
神々の住まう地
石の見せる夢
羽ばたくセイレーン
エスカ-ル・オン
イロハの決意(星唄の煌めき【五奏】取得)
急転直下
虚ろ晴れし日
虹の向こう
不協和音
迷宮の渦
面汚し
電撃
澄んだ空の下
遥かな分岐点
あわい
時の溜り(星唄の煌めき【六奏】)

第3章<破壊~いずれ再生の唄>
2015年11月10日のバージョンアップで実装。
叫ぶ闇
乱雲たちこめ
流るる血(星唄の煌めき【七奏】取得)
坩堝(要:アドゥリンミッション「十二家会」)
関所を越えよ
悲しみのケイザック(要:アドゥリンミッション「オーダーサイン」)
遺跡の奥に
遺されし力(要:アドゥリンミッション「水門の奥へ」)
秘められしオーブ
論客バラモア
眼前の道
リ・テロアを往く
大いなるものを超えよ
蓄えられし悪夢
望みを繋ぎ
死を死を死を
未来を導く
罪深き決断
償うためには
心の資格(星唄の煌めき【八奏】取得)
醴泉島の地脈
風向きは東
辣腕三人衆
問題解決
蘇りし神への道
ローディング
静かなる嵐
雲ひとつなし(星唄の煌めき【九奏】取得)
終わりなき唄
眠りの底で
ガーディアン
イロハを救え
真のフェイス
勾玉の輝き(星唄の煌めき【終奏】取得)
すべてが星の唄となる

以上ですが、この時点で「あること」に気づくことができれば、ブログを3年間も閉鎖したままにする必要は無かったのです。
気がつかなかったために、全く別の道に突き進んでしまう結果になりました。
すなわち星唄の煌き九奏を終わった時点で、フェイス5体を引き連れて闘えば、ソロでもレベルアップが楽にできる事が分り、ここで長年の鬱憤を晴らすように、好みのジョブのレベルキャップへの戦いに奔走してしまったのです。
ブログテーマ「ジョブのたな卸し」にこう書きました。
「2010年6月10日 ファーストジョブ赤魔導士が念願のレベルキャップ75にやっと到達しました。
7年半かかったことになります」と。
砂丘時代のフレ達が1年も経たずに75になり、次のジョブもどんどんレベルキャップに上がっていく中、souzouは7年間ただ指を咥えて見ているしかありませんでした。
それがどうでしょう。
星唄の煌きのおかげで、いとも簡単にレベル99になれると分ったのです。
こうして「たな卸し」にも書いたように一気に白魔道士99 黒魔導士99 シーフ99、忍者99、戦士99、ナイト99、赤魔導士99、獣使い99とレベルキャップジョブが8ジョブになるという鬱憤晴らしの毎日が続きました。

そして一段落ついたところでやっとあることに気づきます。
それがミッション名に秘められたスクエニからユーザへの「心に響く強いメッセージ」です。
いろは歌を思い出して下さい。
そしてミッション名を上から一文字ずつ順に読み下してみてください。
第1章 
鳴くはクリスタル
外洋からの使者
縛め解きて
ある始まり
祈りの炎。
第一の定め
ナガイアイダアリガトウゴザイマシタ。
永い間 ありがとうございました。

第二章
御魂の声
波の向こうに
候ふ者たち
待ち人来たらず
逃れられぬ運命
ミナサマノラブトジョウネツガアルカギリヴァナディールハエイキュウニフメツデス ハアト
皆様のラブと情熱がある限りヴァナ・ディールの世界は永久に不滅ですΩ
(ハートマーク)
第三章
サラナルセカイノヒロガリヲタノシミツツコレカラモヨロシクオネガイシマス
さらなる世界の広がりを楽しみつつこれからもよろしくお願いします

PS2ではアクセスできなくなりましたが、PS2を使っていたセカンドキャラmaskiをウィンドーズ
の中古パソコンに切り替えていたsouzouはこれに気づいて瞬時に理解しました。
スクエニさんはウィンドーズでサービスを継続し続けるつもりでいる。
ユーザーがログインし続ける限り、ヴァナディールが消えることはない。
これからもずっとこのゲームを楽しんでいける・・・と。

この事を一般的な言葉で発表されたら、これほど強烈な喜びは感じられなかったと思います。
一文字一文字ににじみ出る言葉で、継続されるという事が実感されたのです。
文字通り「心に響いたメッセージ」でした。
となればすぐにでもブログを再開しなければ・・・
FF11の完成された面白さをブログで伝えなれば・・・
この事を早くみんなに伝えなければ・・・

こうして2018年5月に「FF11日記」が再開されたという訳です。
2015年5月に閉鎖して既に4年が経過しましたが、ヴァナディールは健在です。
メッセージどおりでした。
これほど嬉しい事はありません。

「エスカッションはどれかに絞って進めたほうが良さそうだ」
「ジョブポでスキルが上がったあとのキャラの強さの変化は結構大きいな」
「次はブログに何を書こうかな?」 

と毎日楽しみな日々を過ごしているsouzouです。

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「FF11ちょっといい話」懐かしい風
      ID: pqcgzg0U さん
私は、白魔導士で始めたが、金策に苦労し、いつの間にかナイトになっていた。
高レベルになり、HNMを狩れるLSに入った。
お金が出来ても、白魔導士には、戻っていない。
既に私の興味はレベルキャップを目指す事だけだった。

ナイトのサポの戦士が、サポ割れ。
しかたなくサポ上げに行くことにした。
他のLSが獣人神やキングベヒーモスを倒したという話が舞い込んできていた。
焦っていた。

倉庫の奥から、百人装備を取り出し着込む。
実に貧弱な装備だ。
装備できる指輪や武器も、大した物はない。
さっさと済まし、メインに戻る事で頭がいっぱいだった。
希望を出して30分しても誘われない。
焦る気持ちで、メンバーを探し初めてた時に声がかかった。
私が、最後の一人だという、運がいい。

早速、メンバーと合流。 
狩り場はアルテパだった。
テレポルテで、飛べばすぐだと思った。
しかし、PTメンバーのほとんどが、ルテ石を持っていなかった。
よく見たら、ランク3の集まりだった。
 渋々、私だけ飛空挺でバスに向かった。
他のメンバーは、コンシュにテレポしてチョコボで移動、時間がかかった。
バスに到着して、コロロカを抜ける。

すでに、私の意識は低下していた。
メインに着替えて送るなどと、考えもしなかった。
オイルとパウダーを持参したのは、私だけだった。
他は白魔導士にインスニをかけてもらう。
コロロカを抜けるのに、時間がかかりすぎていた。
正直、うざかった。

そんなときPTメンバーの一人が巨人に見つかった。
コロロカの巨人は以外に強い。
PTはピンチだった。
 全滅だな・・・、そう思った。
私が全滅した後のことを考えていた時、白魔導士が祝福を使った。
レイズ出来る人間が死んだら終わりだ。
ナンセンスだと感じたが、白魔導士は必死だった。
ナイトが、インビンシブルでタゲを剥がした。
黒魔導師も泉を発動している。
横だまがまだ苦手といっていたシーフが、ナイトの横で位置を取ろうとして
いた。みんな必死だった。

「私の後ろで、不意だま入れろ! インビンが効いてる剥がれはしない!」
私は、シーフに言った。
そして、槍から片手剣に持ち替え、マイティーを使った。
シーフは慣れないながらも、私の後ろで不意だまを打つ。
死闘の末、巨人は倒された。
死者は無かった。

PT内に歓喜の声が挙がった。
私も共に喜んだ。
熱くなっていた。
周りの熱に浮かされた感じだった。

それまで無口だった私に、少し気を許したのか、赤魔導士が質問してきた。
私が片手剣に持ち替えた事が疑問だったようだ。
マイティーの説明をして、「回転を上げることが有効だ」と話した。
「ランクの高い人は違いますね」と彼らは言っていた。
気を遣っていたのかもしれない。
私は、ピンチの時のPTメンの頑張りを称えた。

出だしから浮いていた私は、この事で真にPTの一員になれたと認識できた。
PTメンバーは、巨人の一件で完全にうち解けていた。
「アルテパは初めて」という者も多く、飛び上がる甲虫に驚き、蟻の姿に驚いている。
私は、敵の強さを選び、TPとMPを見ながら、効率良く敵を釣る。
シーフには横だま、ナイトにはタゲ固定の指導もした。
アルテパでの狩りは、順調だった。
MP待ちの時間が長かったが、彼らの話は私には懐かしかった。

「百人装備、最近やっと買えたんです」というナイト。
「これ着ると、LV上がったんだなって実感できます」と言っていた。
私にはただの古着だったが、彼には必死にお金を貯めて買った一張羅だった。
彼の百人装備は特別に思えた。
 そして、私も振り返る、初めて百人装備を着たときのこと。
私は百人装備を売らずに倉庫にしまっていた。
私も同じ気持ちで、この装備に袖を通したから。
鋼鉄装備を着て、AFを着て、移り変わっていく装備に、いつしか忘れていたのだ。
この装備も私の大事な一張羅だったことを・・・・。

PTが解散する前に、皆でルテ石を取って、ラバオに送る。
コロロカで絡まれて死んではいけないと、バスまでメインのナイトで送った。
AFナイトが戦うのは珍しいのか、PTメンバーは感動していた。
調子に乗って、ホーリーを撃ってみたりした。
行きの苦労が嘘のようにバスにはすぐに着いた。

PTが解散した後、私はしばしバスに留まっていた。
バスは故郷だった。

LSメンバーから、TELLが入る。
「お! LV上がってるw これでLVキャップまでは安泰だねw」
「そうだな~。」
「じゃぁ、明日っからメイン上げだね、一緒にボヤ行こう。」
「ん~~、もう少し、戦士のLV上げてみるよ」
「次のLVキャップまで?」
「そんなとこかな」
「なるほどね、まぁ、うちはLV80までは安泰だからw」
「LV低いジョブはないのか? LV30くらいの、一緒に行けるのに」
「う~~ん、有るとしたら竜がLV30だけど、上げるメリット無いしね」
「メリットねぇ・・・まぁ、無いわな。」
「うざいだけw」
「でも、サポ上げ面白いぞw」
「昨日まで、うざがってたのに、何かあった?」
「あったw」
「なに? なに?!」
「サポ上げやれば解るw」
「わかんね~~~よ!」

それから、百人装備でバスを一回りして、チョコボでジュノに帰った。

私の心には、懐かしい風が吹いていた。