シロナガス/星景写真と科学本のブログ

「暮らしの中の星空」=星景写真+サイエンスノンフィクション書評。PENTAX使い。

銀河の季節

うむうむ。

先週の金曜日3月22日に、高知県も桜の開花宣言が来ました。 

高知城の桜もこれからだんだんと咲いてくるようです。

 

しかしながら、どうも体調がすぐれないので撮るべきものを撮りに行けず。

まあ。しかし、まだ月も大きいので無理はせず、体力回復に努めたいと思います。

 

なので、先日撮ってきたものを。

 

銀河の季節

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PENTAX KP レンズ   HD DA☆11-18mm アストロズーム 焦点距離12mm

ISO5000 SS40秒 F2.8 アストロトレーサー、ソフトフィルター使用

2019.3.14 高知県土佐市にて

 

天の川銀河の中心部が昇る季節になってきました。

まあ、先月の新月期にすでに明け方4時台の昇る銀河を(偶然に)捉えておりましたが。これは2時台。

だいたい一か月ごとに2時間ずつ早くなっていきますね。

 

ということは、4月の新月期は天の川銀河の出は0時付近ということになります。

うーむ。少しずつ撮りやすくなっていく。

 

11-18mmを中心に使っていますが、なかなか粘り強いレンズだなという印象。

黒つぶれがつぶれてしまわずに、光の濃淡の情報を保っていてくれるような…そんなレンズ。それはレンズ側の能力なのか、カメラ本体側の能力なのか…カメラ側の能力をレンズ性能が引き出してくれているという感じなのかなと思います。

 

私は総じて暗い作風というか、まあ夜ばかりなのでそういう写真が多くなるのですが、暗さを生かすという意味で使い勝手が良いレンズと言えそうです。

 

あと、この写真はソフトフィルターを使っていますが、使わない場合もそれはそれで表現がグッと変わって良い。なるほど。

いつのころからか、星景写真は、ソフトフィルターを付けて撮るということが固定観念として内在化してしまっていましたが、外すというのもそれもまたひとつの選択肢ですね。

ソフトフィルターをつける表現も良いし、つけない表現も良い。

特に地上部分に重きを置いて、あえて、星座などの星の並びにこだわらないで撮るときなどはソフトフィルター無しの方が良いですね。

星座という概念は星景写真を撮るうえで大事なことなのですが、あえてそこにこだわらないということもあっていい。

星景写真における星座は、多分ポートレート写真における顔くらいには大事だと思うので、毎回、切ってればいいということにもなりませんが、あえてセオリーを破っていくというのも悪ではない。顔を写さない(例えば髪の毛で隠すとか、影にいれてしまうとか)ことで、出てくるミステリアスな雰囲気もあるでしょう。いや、まったくポートレートしないのでわからないんですけど、きっとあるはず。

星景写真においても、星座が切れるということも、そのデメリットを、写真全体の雰囲気や構図から出てくるプラスのなにがしかが上回るなら、大いにありでしょうね。

超広角時の周辺部の星像の引き伸ばしに対しても、ソフトフィルターがない場合がそれを強調せず良いという場合があると思います。

逆に、あくまで星座をグッと見せたいという場合はやはりソフトフィルターが欲しい。

82㎜径でフィルターがつけられるというのは、描写の選択肢が増えるので、色々撮り方も工夫してみたいと思います。

 

しかし、4月は、仕事も忙しくてどうなるかさっぱり読めない。

まあそれでも撮りにいかないわけにもいきませんが、さて…。

 

ではまた。

 

ああ、角型フィルターが欲しい…。欲しいけど雲台も欲しい。

がまだ11-18mm後年度負担を返し切ってないので、ここは待ちのターン。

 

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