旅行家で列車マニアの友人が
また、「紀行文」を送ってきた。
「砂漠の民や山岳少数民族はカラフルな衣装の女性が多い。
高価な素材とは言えぬ衣装でも、まことに魅力的。」
という文で始まる。
そう、私もひとりで、彼のようにしょっちゅうではない、
唯一、出かけた先の、
新疆ウイグル地区の町の市場で、
カラフルな布を
家内へのみやげに買おうとしたことがある。
この女性の表情が硬い。現在のウイグル族は中国政府に弾圧されている。
しかし、布に触れてみると、ごわごわしている。
これは、日本人の服には使えない。
派手すぎるし、
カーテンにも無理だと思って、
買わなかった。
コジャ・アフメド・ヤサウイ廟はチムールがこんなに大きくしたのだそうだ。
彼は、カザフスタンの記事を送ってきた。
ビルの壁を背に、
5人の女性がおしゃべりしたり、
携帯を触っている
写真がある。
その説明に、
「コジャ・アフメド・ヤサウイ」という巨大な廟。
このような田舎で、携帯電話が普及しているのかと、驚いた。」
と書いている。
独立国なのでウイグル族と違ってこんな祭りを行っている。
彼は市場で大きいスイカを買おうとして、
大きすぎるので、半分買った。
1個500テング(=350円)だった。
「はんぶん」という日本語を、
スイカを売っていた若者に覚えさせた。
カザフスタンの農村の内庭。
列車好きの彼は、
まだ暗いうちに駅に着き、
運良く多くのタクシーがいて、
「観光客値段」でホテルに連れていかれて、
飛び込みの宿なのに、
「ぞくっとくるフロント美人に満面の笑みで迎えられた」
と喜んでいる。
どの民族も
今まで通り
今の場所で平和に暮らすことができればいいのに、
故郷を捨てて移動しなければならない
人々が多いのは残念だ。
彼も、時代が悪く変わりつつあるのを
嘆いている。
<今の運勢>
「履」。最近この卦が良く出る。今まで通り、という意味。履とは履き物という意味。同じ場所を踏んでいれば間違いない。人に、特に強い者に少し離れてついて行けば良い。天真爛漫な娘以外は気難しい相手に接近し過ぎてはいけない。