ライオンのお母さんの乳首は

怪我をしないように皮膚のくぼみに隠れていて、

赤ちゃんは

周囲を押して乳首を出してからしゃぶりつく。

 

 

ところが、

慣れない赤ちゃんライオンは、

爪を出したまま押してしまう。

すると、

お母さんライオンは、

赤ちゃんを数メートルも投げ飛ばす。

 

そのうち、赤ちゃんライオンは悟って、

爪を立てないで

飲むようになる。

 



この訓練は大切で、

子どものライオン同士が遊ぶときも、

ちゃんと爪をしまって加減する。

 

 

動物園で、哺乳瓶で育てられた赤ちゃんライオンは

この学習をしてないので、

野生に返そうとしても仲間から嫌われて相手にされず、

孤独死してしまう。

人間世界でも同じである

 

赤ちゃんがお母さんの乳首を噛んだら

ほっぺを軽くつまんで

だめだということを

教えなくてはならない。

 

そのうち悟って優しく吸うようになる。

相手に対する思いやりの訓練である。

 

ライオンも母子は顔がよく似ている。

 

かわいいかわいい

だけで育てて

すべての行動を許してしまうと、

子どもは

思いやりのない子になり、

周囲に適応 できなくなるのだ。

 

<今の運勢>

「風沢中孚」。風は向こうからこちらを向いている形、沢はこちらから向かう形。息が合う。