秋場所の八日目が終了した。
綱とりの大関服部は帝戦。
立ち合い右を固めてから踏み込んですぐに巻き替えの応酬。左四つになった後は左からの得意の下手投げで帝を下し中日勝ち越し。
大関昇進を目指す関脇千代狼は全勝のカド番大関大神皇戦。
立ち合いから大関が踏み込んで右上手を取るとそのまま上手捻りで勝って昨年の初場所以来となるストレート給金。千代狼は連敗で早くも3敗目となり目安とされる直近3場所通算33勝へはもう1つも負けられない状況となった。
横綱天神鳳は左からの下手捻りで大鳳を下し通算45回目の中日勝ち越し。
横綱鶴馬龍も押し倒しで柏戸を下し中日勝ち越し。
大関神乃桜は下手捻りで初顔の千代大翔を下し中日勝ち越しとした。
大関冥界山は寄り切りで旭秀龍に敗れ3敗目。旭秀龍はようやく今場所の初白星。
幕尻の王蛇は上手投げで魔巨神を下し自身初めての中日勝ち越し。
明日から後半戦。中日を終わって2横綱3大関と平幕1人、計6人が全勝で折り返すという夢場所史上初の事態となった。明日は綱取りの服部とカド番の大神皇の大関同士の全勝対決が早くも組まれている。