なんとかなるもんだよZUYAさん! ( Hey, ZUYA. You Can Do It! ) 

『なんてこったいZUYAさん!!』をVersion Up.“崖っぷちブルーズマン”ZUYA(ずうや)の悲喜交々を綴る。

内田裕也さん逝く...

2019年03月18日 | Music


裕也さんと樹木希林さん



どうもZUYAさんです


今朝、目を覚まし最初に目に飛び込んだニュースが裕也さんの訃報。ちょうど1年ほど前に当ブログでも裕也さんのことを書いていたが...

20年近く前、大沢師匠に出会った頃ZUYAさんは日本のロックに関しては実に疎くてですね(今もそう詳しくはないが...)、何気なく師匠に“あの内田裕也って何者なんですか?全然ミュージシャンでも何でもないですよね~?”と軽口を叩いたら、

“裕也さんは俺の師匠だよ、何でお前が呼び捨てにするんだよ!”と言われてビビったのがつい昨日のことのようです


もちろんそれをキッカケに日本のロックも勉強することになり、その中で裕也さんの“閃き”と言うか“先見の明”と言うものに驚かされることになる

晩年は裕也さんの一風変わった発言・行動ばかりがピック・アップされて報道されることが多かったと思う。確かに裕也さんを“ミュージシャン”と言ってしまうと賛否両論があるのは否めない。でも“プロモーター”、或は“パイオニア”と言う面で見るのなら裕也さんが日本のロック界に残した功績は実に大きいものであると思う

GSブームの時にザ・タイガースを発見し、いわゆる“ニューロック”の黎明期にはフラワー・トラヴェリン・バンド、ZUYAさんの師匠がいたブルース・クリエーション(後にクリエイション)を売り出し、Jeff Beck 等を呼び寄せたりしてロック・フェスティヴァルの先駆者となったことからもわかる

時代を遡ったり順番をランダムにしか音楽を聴けない最近の若い人達には裕也さんの偉大さを理解することは難しいかもしれないが、同時代を歩いてきた人にはきっとわかるのではないですかね


過去にも掲載しましたが、必聴の2枚のアルバムを改めて


『 ロックンロールカーニバル 』

ロックンロールカーニバル 【SHM-CD】
クリエーター情報なし
株式会社ワーナーミュージック・ジャパン



このアルバムは1973年に大阪厚生年金会館で開催・収録されたもの。ちなみにZUYAさんがこの世に誕生した年でもある

内田裕也&1815ロックンロールバンド。クリエイションを中心に近田春夫氏らがサポートしているわけだが、当然ZUYAさんの師匠の歌声も何曲かで聴くことが出来る

そこにフラワー・トラヴェリン・バンドとファニー・カンパニーが共演。恐ろしく貴重な音源だ。実を言うとZUYAさんはファニー・カンパニーの音は今回このアルバムを通して初めて聴いた。桑名さん、カッコエエやん。メンバーも元Mの西さんがドラムを叩いていたり最高だ


キャロルなど当時のバンドのヴォーカルの英語力に対して“カタカナ英語”だとか言いたい放題言っている輩がネットの世界等に多く見受けられる。だが当時の時代背景を考えると現在のように簡単に海外渡航も出来なかったし、海外の(音楽に限らず)情報が指先でクリックして得られる時代ではなかったのだ。皆、米軍基地周辺やらで外国人と仲良くなったりして切磋琢磨していたのだ。“言うは易し、行うは難し”だ



『 ロックンロール放送局 』


ロックンロール放送局 +1 (SHM-CD)
クリエーター情報なし
メーカー情報なし



リマスターもされており実に聴きやすい。インナースリーブには本作に携わったと思われる関係者の写真が。ジョー山中氏、井上大輔氏、尾藤イサオ氏、そして師匠も含めたクリエーションの面々...これは貴重な写真だ





余談だが、ZUYAさんが日本に帰ってきた時に師匠が

“裕也”と“ZUYA”を掛けて 『 内田ZUYA 』 ってステージ・ネームもありかも。まぁ直ぐに力也さん辺りがシメに来るだろうな

と面白がっていたのが懐かしい



裕也さん、樹木希林さん、天国でもロケンロールしくよろで~







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