MR-SラリーカーSPEC公開④足回り、タイヤ空気圧 | ラリーというスポーツを精一杯楽しみたいのです

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ラリーを始めてみたい人の道しるべになれば幸いです。



タイヤの空気圧のセットを決めます。
現在の基本セットは
フロント2.5kg/cm2
リア2.6kg/cm2
位です。高めにセットしたわけは後程。

基本中の基本は、車のドアーあけるとボディのドアストライカーの所に表記のある空気圧に調整する事ですね。標準タイヤサイズも書いて有ります。

まぁ、参考値ですね。使ってるタイヤもこのサイズじゃ無いし。
だいたい近しい値を基準値にします。
アブソーバーは基準値にエアーを確認した上で調整するのを書いてませんでしたね。反省(..)

私は2.2を基準に前後同じにして、
上げる方向は3.0まで0.2刻みで
下げる方向は1.9まで0.1刻みで
確認しました。
基準値で走行して、ある程度タイヤに熱を入れて圧を安定させてから調整です。
正確なタイムを測れるサーキットで行うと良いですね。

上げる方向では、だんだんタイヤが横滑りしやすく成ってくるのを感じますが、転がり抵抗が減ってスピードの乗りが良くなるのを感じます。
上げ過ぎは滑り量が大きすぎてコントロールしにくいと感じた頃かな。
下げる方向では、滑りがじわりと来る感じでコントロールしやすく成りますが、転がり抵抗が大きく成るのを感じます。
下げ過ぎは、滑り過ぎてコントロールしにくい感じ。
各セットで、タイムとタイヤの減り方(溶けた範囲)を確認すると良いです。

昔っからの感覚派でフィーリングの良さだけでセッティングしていた頃は2.0~2.2位にしていました。
ヴィッツワンメイクのラリーに出ていた頃、タイヤのエア圧しか調整出来るところが無くて、ステージ毎に変えてたりしました。オーバーステア気味にもアンダーステア気味にもある程度の調整が出来るのはモータースポーツの世界では良く知られています。
他人より速く走りたい❗
だから他人とは違ったことも試してみる。

タイヤの減り方を見ると、エア圧高めの方がドレッド面を全体使えているのが分かり、現在の圧まで上がって来た感じです。
エア圧上がると、タイヤがソフトに受け流していた路面の細かい凸凹を拾ってしまうので、その分をアブソーバーがしなやかに受ける事で逃がします。
ここで動きの良い足回りが活きて来ます。

エア圧低めだった頃はアブソーバーは硬めにセットしていました。フィーリングは良いけどタイヤのドレッドの外角が減りやすく大きく変形させて使っていた。
タイヤも直ぐに熱が入るのでコントロール性は確かに良い?が、ロングステージでもたないし意外とタイムが伸びない。

現在のサスペンションは、ストロークしてもアライメント変化があまり悪い動きせず、アブソーバーの性能が良い物は細かい動きに追従できるセットにも調整できるので、昔の自分の常識は打破すべきだとスイッチした結果が、今のエア圧です👍
皆さんも自分に合ったセットを見つけてみてくださいね。

ちょっとでも、参考に成ってれば幸いです。