映画になった小説から法律英語を学んでみる~その1 | 世界一わかりやすい法律の授業を目指すブログ

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弁護士武山茂樹が、わかりにくい法律の世界を、わかりやすく伝えるブログです。「世界一わかりやすい法律の授業」を目標にしております。

なかなか外出も難しくなってきたので、家で法律英語を学ぼうと思いたちました。

 

ただ、私武山はそんなに英語能力が高くはなく、最初の教材は何にしようかなと悩みました。

 

法律英語を学ぼうと思ったきっかけですか?

 

そりゃ、

日々の業務に役立てたり(英文契約書等の業務がないわけではない)

英語が話せるとかっこいいからとか

あわよくばカリフォルニア州弁護士資格を取りたいとか

 

いろいろあります。

 

注)アメリカは州によって弁護士資格が違います。人気なのはニューヨーク州とカリフォルニア州ですが、ニューヨーク州は日本の弁護士資格があっても、アメリカの大学院に通わなければ試験すら受けられません。一方、カリフォルニア州は、他の国の弁護士なら、試験一発で取得することができます。その代わり、難易度は全米トップクラスです。

 

弁護士ドラマのSUITSを、字幕吹き替えなしでみようかなとも思ったのですが、

まずはリーディングを鍛えたいと思い、

伝統的な勉強法をすることに。

 

それは、英語の本とその日本語訳の本を両方買って、読み比べるというものです。

和訳がすぐ見れるというメリットもあるのですが、日本語訳は直訳ではなく工夫がされているので

、英語表現が持つニュアンスを感じ取れるといったメリットがあります。

 

では、次にやることはどの本を選ぶかです。

 

最初、ダイシーの「憲法序説」にしようかと思ったのですが、挫折しそうなのでやめました。

注)ダイシーはイギリスの有名な憲法学者

 

そこで、選んだのが、ジョン・グリシャムの「A TIME TO KILL」という小説。

日本語では「評決のとき」というタイトルになっています。

 

 

映画にもなったし、面白そうだなというのと、著者のジョン・グリシャムは弁護士なので、法律用語が正確じゃないかという期待があってこの本にしました。

 

ただ、なかなか重いテーマを扱っています。

白人成年が10歳の黒人少女をレイプしたが、少女の父親が犯人を射殺した。

その父親の裁判が題材です。

しかも、未だに黒人への差別意識が残る地で裁判は行われます。

 

自分でブログを書いていて、読むのが楽しみになりました。

 

日本語版は新潮文庫が出していますが、どうやら新品はなさそうなので、中古本をアマゾンで注文。

かなりたくさん出回ってますので、ご興味ある方はどうぞ。

 

 

 

 

そして、英語版のペーパーバックも注文。

 

 

 

 

今は、日本語版は届きましたが、英語版が届いていない状態です。

もし間に合えば、ゴールデンウィークは英語と格闘しようと思います。

 

法律英語の解説や小説の話など、(自分が勉強をさぼらないためにも)、ブログに書いていこうと思います。

 

新橋虎ノ門法律事務所 共同代表弁護士 武山茂樹

 

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