「鶏口となるも牛後となるなかれ」
史記 蘇秦伝
中国の戦国時代に蘇秦(そしん)という人物が話したとされる言葉です。
戦国時代といえば,まさに今話題のコミック「キングダム」の時代ですね。
有名な故事成語の1つなので,受験生は押さえておいた方がいいでしょう。
意味は,
「大きな団体で人の尻についているよりも,小さな団体でも頭になる方がいい」
という意味。
受験は大きな集団の中で戦う個人戦。
多くの受験生の中でトップを取れる人はごくわずか。
ほとんどが中,下位層で,ただただ必死についていく,追いかけていくだけになります。
もちろんそういった中で切磋琢磨していくことも大切ですが,
子どもが戦う気力を失っているのに戦場に放り込むのは自殺行為。
でも夢中になっている親にはそれが見えていない。
子どもが活躍できる戦場を選んであげることも,親として重要な役割の1つです。
小さな戦場でも勝てる子は,自尊心が生まれ,結果的に大きな戦場で活躍できなかった子よりも強く生きられます。