高槻支部主催 高槻市後援

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エレベーター内は三密ですので、管理員さんに頼んで

換気を夏用(換気能力大)にすることが大事です。

 

マンションの管理業務は大きく4つに分類されます。

・事務管理業務・管理員業務・清掃業務

・建物設備管理業務

 

管理会社が担う業務は主に4種類ありますが

どこまで委託するかは管理組合が主体となって

決めることです。

 

管理会社への委託方式は2種類

・一部委託:管理業務を部分的に管理会社に委任

・全部委託:4つの管理業務のほとんどを一括委任

 

現在では、全部委託方式が全体の7割くらいを占めると

言われています。

 

全部委託のメリットは、ワンストップショッピング的な

利便性です。

 

「フロント」と呼ばれる管理会社の担当者が全ての

業務の窓口になってくれるので、管理組合にとっては

時間と労力の節約になります。

 

デメリットとして、すべての業務が管理会社経由のため

業務委託費が割高になることが多いです。

また、管理組合は当事者としての意識が薄れ

 

管理会社や管理員にお任せになりがちになるので

管理会社の仕事に対するチェックが甘くなると

管理の質が影響することもあります。

 

一部委託では、各種設備点検や清掃などの業務を

管理会社を経由せずに専門業者に直接委託します。

 

全部委託に比べると管理組合の取引先が複数に

なるため管理の手間がやや増えますが

コストを削減できる可能性があります。

 

共用設備といえば、5階建てくらいでしたので

給排水設備くらいしかなかった、かつての団地タイプの

マンションでは自主管理や一部委託が

珍しくありませんでした。

 

一方最近のマンションでは附帯設備が増えるだけでなく

それぞれ高度化・複雑化しているため、

 

なるべく管理組合の負担にならないよう全部委託方式が

スタンダードになっています。

 

ただ、管理会社が自ら行っている業務は全体の

ごく一部にすぎず、清掃や設備管理はほとんど

外注しています。

 

管理会社自身も、外注した業務を専門業者に

丸投げしていることも少なくないので

定期的に開催される理事会で執行状況を

チャックすることが必要です。