それで思い出したのですが、

小学校のころ、学校の近くに、

知的障がい者の若い女性の方が住んでいました。

かなり重めだったのかな。

見た目も知的障がい者の方だと一目でわかる感じで

お母様と一緒にいることも多かったのですが話しているところを見たことがありません。

小学生の男子がよく彼女をからかって、

あだ名で呼んだりはやし立てたりしていました。

そうすると、彼女は怒って、奇声を発して追い掛け回すのですね。

(それを止めることもなくぼんやり眺めている卑怯な私でした

私の次女ちゃんみたいな気が強くて正義感強い性格だったら止めに入るのだろうな

そして、今なら私でも止めに入ります)

 

そこで思うこと3つ

  1. 悪意や敵意、嘲笑は意外と伝わる
  2. ふつうに接すれば問題は少なくなるのでは
  3. 何が楽しいの?

 

1.悪意や敵意、嘲笑は意外と伝わる

あれほど重そうな障害を持っているのに、

いじめられている、馬鹿にされているのは伝わるのです。

男子達が彼女につけたあだ名も

ふつうに考えれば悪口っぽくないようなあだ名でしたが、

彼女には攻撃されている、嘲笑されているのが伝わるのです。

 

人間って群れの動物ですから、

やっぱり群れからはずされそう、

群れから攻撃されそうなことには敏感なんだと考えます。

 

私の場合、知的障害はありませんが、

人の気持ち(その場の相手の感情)がわかることについては知的障害があるようです。

アスペルガーは人の気持ちはわからない、わかりにくい

といいますが、

そんな私でも

攻撃や嘲笑はやっぱりまず真っ先に気がつく感情です。

 

(でも、持ち上げて落とす系のイジメとか、

ネタバラシ始まるまで全然気づかないから(笑)、

その部分は彼女より障害重いかもしれません。

褒められていても

持ち上げて落とす系のイジメなんだか、

社交辞令なんだか、

なぐさめなんだか、

ちょっといいねと思われているのか、

本気で絶賛しているのかわかりません。

わからないのでだいたい社交辞令かなぐさめあたりとして処理してます)

 

2.ふつうに接すれば問題は少なくなるのでは

子供達が、からかったりはやし立てたりせず、

ふつうの近所のお姉さんとして、

何も言わずすれ違うなり、

会釈するなり、

挨拶するなり

そういうふつうの態度をとっていれば、

彼女は他害のある知的障がい者にはならなかったはずです。

人は違いに着目しすぎます。

 

3.何が楽しいの?

よくイジメっていじめられる方が悪いとか、

イジメは反応が面白いからやるといいますが、

わかりません。

いえ、本当はわかります。

私も小1のとき、

私が彼の通学帽を押し下げるとすごく面白い声で

「見えないよう!!」

という子がいて、

その声がおもしろかったので、

機械的にしばらくそれをやっていました。

ごめんなさい。

でもそれは悪いことだとわかったので、やめました。

自分が面白くても、相手が嫌がっていたらやめるべきです。

ってアスペルガーでもわかるのに(教わったのに)。

(でも今でもスイッチを押すと音が鳴る系の

機械的刺激は大好きです

相手が物だったり、相手も面白がっている人なら延々やっちゃいますね

あと、嫌がってるんだか喜んでいるんだかよくわからないので、

嫌なら嫌だと言ってくれないかなあ・・・

勝手なお願い)

 

ああ、でもわかりません。

こうして私は嫌われる~黒い羊理論で書きましたが、

みんなが嫌っている人は私も嫌わないと群れに入れない。

だから、

みんなが嫌っている人は私も嫌わなくてはいけない。

と近年まで思い込んでいて、

実際みんなに同調をしたりしていたなあ・・・。

無駄だったし、

誰かにひどいことをしたこともあるかもしれないと思います。

でも今思うんですが、

わからなくてよくね?

そんなこと、わからなくていいじゃん!

群れで悪口とかイジメする人って、

嫌いな人を嫌いな理由に

「○○は嫌われてるからwwwww

ってよく言うけど馬鹿じゃないかと思います。

嫌われてるの主語は何なんだよ。

だからわからないままでいたいと思います。

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