かかりつけ医じゃない精神科医と面談する機会があって少しわかったけど、
定型発達者さんとアスペルガー症候群当事者の
コミュニケーション不全の
最大かもしれない理由は
タイミングのズレだ。

当ブログで今まで書いてきた
WHY?
・絶対タイムウォッチで測ったら定型さんの方が自分語り長いのに(数時間に渡ることすらある)
何故わたしだけ「自分語りすんなデブ!」と言われるのか?
・定型さんもこちらの気持ちを確かめず一方的に喋るのに
何故わたしだけ「話しが一方的でキモイ」
「ヲタ臭い」と言われるのか?
・定型さんはわたしに怪我させようが何しようがガンとして謝らない上に
わたしは自分が悪くないと思っても相手に不快だったら謝罪するのに
何故「アツコって謝らないよね」と言われるのか?
※これは定型さん批判ではありません
わたしは定型さん大好きだしとても憧れています
純粋にコミュニケーションギャップの話と捉えてください

タイミングのズレ
だったのだ!!
(と精神科医さんに教えてもらった

わたしには知覚できないが、
定型発達者の世界には
どうやら自分のしたい話をすべきタイミングがあるし、
謝るタイミングがある。
いちおう、私は何も、仕事中にぺちゃくちゃ話しかけたり、
人の話を遮って話題を盗ったりしていません。
むしろ、される方…。
だから、そのタイミングのズレは小さなズレだと思うのです。

そのズレをわたしからは知覚できないが、
コミュニケーションギャップに限っては
「定型さんから見たアスペは
アスペから見た定型さんの法則」
を考えればなんとなくわかる。

なぜならば、わたしが定型さんに対して
「何故このタイミングでその話題!?」
「ちょっと今は待ってよ」
と、
内心「カチン!」「イラッ!」
とすることはときどきあるからだ。

子供の頃や若いころは
正直に告白するとヤバイが
(キレてたかもしれない)
少なくとも30以降はこの
「カチン!」「イラッ!」
は声や顔に出さない、
できればカチンともイラともしないようにしている。
が、定型さん側は
このなかなか本人知覚もしにくいし言語化しにくい不快感を
「あのひと嫌い」
「なんかノリ違わね?」
酷いときは初対面で人格否定や容姿罵倒してくるのだ。
さすがにいきなり暴力は
こちらがいいおばさんになるとまずないが…。
(子供さんや、若いアスペルガー当事者は
わけもなくいきなり殴られたという経験が
少なくないのでは?

これは、定型発達者が人口の9割以上を占めていること、
人間は群れの生き物であり異物を敏感に嗅ぎ分け排除する傾向があること
を考慮すればごく当たり前の話であり、
定型さんにはなんの非もない。

先天的に脳発達に特性があり
思考のロジックが違うことによる
定型さんとアスペルガーの
コミュニケーションタイムラグ
なのだ。

現在43歳のわたしが、
仕事中や集中してるときに話しかけないとか、
あったらすぐ挨拶する
(挨拶に関しては、相貌失認面で問題あるので自信ないけど…)
等の常識を守っても
定型さんの「イラッ!」を誘うということは、
もしかしてこのタイムラグは
短いときは秒単位の話なのかもしれない。
長いときは年単位なのだが
それは今回の話題から離れるので
次回あたりに書きます
わたしだって仕事等で
あらかじめ台詞の決まってる簡単な挨拶や説明しているときは
「イライラされてる」とか
「何かわからないけど急に怒られた」
が普段よりずっと少ないので、
本当に秒単位の話なのかも。
プライベートでも初対面で
挨拶の台詞を初めから準備しているときや
「次会ったらこの話題」
と台詞準備済みのときはかなり失敗が少ない。

わたしは嘘を言っているのではないので、
プライベートでの雑談などは
台詞準備済みのときも
その場で思ったまま喋ったときも
内容はちゃんと同一なのですよ!
それでも、
台詞準備済みのときの方が
何故か好感度が高い。
これもすごーく不思議でしたが、
タイムラグ問題が一因なら
説明つきますね。

そういえばメディアでお見かけした
診断済の発達障害当事者さんの方で
この人は自然な話し方ではない
まるであらかじめ用意した台詞を喋ってるみたいだ
と違和感を覚えたことがあるけど、
わたしよりずっと聡明な発達障害当事者さんで
このことに先に気づいているのかもしれない!!