Orion Beer を飲む | 応様と私の魅酒乱

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 救急外来に連れて行かれて3週間、回診の予約が入れてあったので、約束通り件の総合病院に行った。親しい友人が付き添ってくれた。有難いことである。

 

 採血、診察。

 医師:「サケは止められましたか」

 拙者:「完全には止められないが、量は激減しています」

 医師:「採血の数字はよくなっていますが、完全に止めてください。さもないと、アルコール中毒専門の医院を紹介します」

 

 ほらね。

 医者は数字でしか人体を判断しない。

 アホか。

 朝も早くから大勢の患者を診察してご苦労なことだと頭が下がるが、

拙者は日本の医療の在り方に疑問を持つものである。

 血圧・血糖値などの基準値は平均値であって、個人差がある患者をひとからげに縛って薬を売りつけるシステムがそこにあるのだ。

 

 だいたい総合病院の待合の在り様はなんだ。

 巷間声高に云われるソーシャルディスタンスとか2メートル他人とは離れよという最中にあって、診察待合の席は、どんな細菌を持っているとも知れぬ他人と30センチと離れていない椅子に座って待つことを強いられるのである。

 

 そんな処は院内感染・濃厚接触・3密の温床であって、10分たりとも居たくないのに、そこで30分1時間待たされるのである。

 たーけ。

 

 医療と云ってしまえばきれいごとである。

 コロナ禍で患者があふれ、医療崩壊も心配される昨今であるが、患者が無くなっても医療は崩壊するのである。

 日本の医療は、患者が無くなっても経営に困るから、密かに患者を作りだすことさえしているのではないかと疑ったりする。

 

 さて。

 診察・会計を終えて、昼飯でも喰うかという仕儀となる。

 蕎麦でもたぐりながらまずはビールでも飲もう、と拙者が云うと、一本だけだよ、と付き添ってくれた友人が云う。

 

 本当のサケのみなのだ。

 禁酒を言い渡された病院帰りのランチに、ビールを添えることに異を唱えない友人だからこそ、付き合いが長続きする。

 

 オリオンビール。沖縄特産で珍しがられが特に変哲はない。

 ただ、店で出すビールにオリオンを備え、日本酒は司牡丹を用意するなどサケに関してそれなりのこだわりを感じる。

 何も考えずにアサヒのスーパードライを出すアホーな居酒屋とはひと味違う。

 

 主菜、花おろしそば。完食できず。

 

 でもビールは二本目。

 一本で済むはずもなく。オリオンビールのクラフト。コーン、スターチなどの不純物は混じっていない。

 これは美味かった。このビールを飲むためだけに、静岡市七間町の蕎麦屋一朋に来たいと思う。

 

 「あほー。かんこーへんがびーるのむな」

 

 PS.当ブログに、ナタリー・ポートマンから「いいね」が来た。

    まさかと思ってその人のブログを確認したら、やっぱり偽名だった。

 まぎらわしいことすな。あほー。

 

 

 

 


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