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雑草の日:それってバカ?

2019-08-20 06:35:52 | 日記
園長先生のひとこと

 「バカ?」いきなり言われてしまいました。
しかも近隣の保育園の園長さんに。
そんな方がそんな発言をなさるとは、余程私がいけないことを仕出かしたに違いない、
皆さんそう思われますよね。

 毎週火曜日はウォーキングの途中で見かけた雑草を取り上げています。
今週は、 キク科 オケラ属 オケラ です。

 先日森林公園で行われた自然観察会に参加していた時のことです。
前から探していたオケラを見つけ、喜んで観察している私に向けて園長さんがひと言発しました。
 オケラの先端部分はトゲでできた王冠の様な姿に見えます。
葉っぱが変化した苞と呼ばれる部位ですが、それがトゲトゲを付けたオナモミの実に見えた様です。
 草むらを歩くと衣服にまとわりつく卵形をした突起物だらけのあの厄介な実です。
地方によってはヒッツキムシなどとも呼ばれますが、長野市周辺での通り名はバカ。
だから園長先生はオナモミなのかなと思い、「バカ?」と尋ねられたのでした。

次の狙いは

 ムシの様な変な名前をしていますが、これはれっきとした本名。
昔の言葉の「ウケラ」が転訛したと言われ、万葉集にも登場する由緒正しい名前です。
 昨年の晩秋に森林公園を歩いていたら幾本ものオケラを見つけました。
残念ながら花期も終わり花も葉もみずみずしさが抜け落ちて、ドライフラワー状態でした。
 春に芽吹いた頃には綿毛に包まれ、やがて茎も葉も堅く生長します。
9月になると淡紅色の花を咲かせ、徐々に白色に変わっていきます。
そして立ち枯れしドライフラワーになって終わります。
私はまだオケラの一生の後半部分しか見ていません。

 再び芽を出した春先に食すれば、アクが無くて特有の香りがするおししい山菜だと言います。
しかし食用などとんでもない、地域によってはほとんど見かけない草になりつつある様です。
 京都府では絶滅危惧種、富山県では準絶滅危惧種、滋賀県では希少種、兵庫県では絶滅危惧
Cランクにあげられています。(日本のレッドデーター より)
 昨年数株があったこの場所ですが、今回はたったのひと株しか見つかりません。
ひょっとしたらここもオケラにとっては住みにくい場所なのかも知れません。

 何とかオケラを愛でる事ができたとなると、次に探すはあの草です。
以前から探しているのですが全然見当たりません。
ひょっとしたら何時も歩いているこのコースの何処かで見ているけれど、それと気付かずに通り
過ぎているのかもしれません。
何とか見つけたいものです。
 どんな草かって?
これもおかしな名前をしています。
それはヤブレガサ。

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