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雑草の日:カラスウリに叱られる

2019-12-10 06:29:29 | 日記
またも空振り

 毎週火曜日はウォーキングの途中で見かけた雑草を取り上げています。
今週は、 ウリ科 カラスウリ属 カラスウリ です。
 この草を気にし始めたのは随分前に読んだ本が切っ掛けでした。
著者も題名も忘れてしまいましたが、ウォーキングをこよなく愛するお方が書いたカラスウリ
にまつわる話です。
 ある時は見つけるだけで喜び、別の時には少し切り取って玄関に飾る、そんな話が幾つも
載っていました。
それから妙に気になって、森林公園を歩く度に探す様になりました。
 するとおかしなもので見つかりません。
子供の頃にはよく目にしていたものが、いざ探すとなるとあの赤い実が無いのです。

 そんな秋を数回繰り返した後の今年の夏の終り、足場の悪い斜面に花を見つけました。
もちろん夜に咲く妖艶な花ですから、既に完全に萎んでいました。
でも白い糸が絡み合う姿は間違いなくカラスウリの花でした。
 秋が深まった頃にあそこまで行けば念願の実が手に入る、そう思ったのですがすっかり
忘れていました。
昨日その場所を歩きながら観察しましたが、それらしき物は影も形もありません。
 漸く巡って来た機会をふいにしてしまいました。
でも手に入れたとして、どうするつもりだったのか。
恐ろしい話ですが自分の事ながら皆目見当がつきません。

小言の連発

 実を持ち帰り庭のフェンス際に植えるのが良いかも。
<秋になると巻きひげを地中に潜らせ小塊根を作る。
ここから新しい芽が伸び、種子との二段構えで種の保存を図る。>(里山のつる性植物 より)
 旺盛な生長で殺風景なフェンスを覆ってくれそうです。
実際「花と緑の振興センター」では在来種を使ってのグリーンカーテン作りに活用しています。
 でもな、私は飽きっぽい性格、1、2年先には荒れ放題になっているだろうに。
「面倒も見ないのに持ち帰るな」、カラスウリに叱られます。

 赤く実った身は食欲をそそります。
秋の味覚に挑戦するのも一興かも。
<強烈な青臭い臭気と驚くほどの苦み。
舌にピリピリ来る刺激が続き4時間吐き気が止まらず朦朧としていた。>(ざざむし より)
こんな経験談を目にしたら挑戦する勇気は失せました。
「食べる気が無いなら持って帰るな」、カラスウリに叱られます。
 ツルごと切って居間の壁に這わそうか。
しかし美的センスの無い私が挑戦してもどうせ女房にはゴミにしか見えないだろうし。
「飾らないなら持ち帰るな」、カラスウリに叱られます。

 目的も定めずに動き出すのが私の性分。
思い返せば、それでどれだけ痛い目に遇った事か。
カラスウリに叱られて今更ながら反省しました。
 どうせならこの小言、子供の頃に聞かせて欲しかった。

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