MJがとあるフェイスブックのグループを通じて友達になったシドニー在住の人から、本が届いた。
タマゴ型のビターチョコレートの中にちょっとサワーな硬めのラムネが入ってる。
読んだら次の人に送ることになっていると言う。
もちろん次の人とも会った事がない。
実際に会った事がなくても、こうやって物の貸し借りをするような関係になるって、イマドキですな
MJはこの人とFaceTimeで会話したり、頻繁にメッセージのやり取りをしていて、とても良い友人関係となっている。
同じグループのメンバー=共通の興味・趣味があるって事だから、話題は尽きないわな。
主に本好き・料理好き・犬好きなメンバー達からなるこのフェイスブックグループには、Cabbage Award(キャベツ賞)という言い回しがある。
ある日、キャンパーバンでオーストラリア中を旅して回っているメンバーのひとりが、こんな投稿をした。
「今私、○○(だいぶ人口の少ない田舎)ってところの○○病院にいるんだけど、誰かこの近所か通りがかる人で、冷たく冷やされたキャベツを持ってる人いる???」
乳がんを患っていて入院中だったこの人、乳房が何やら感染し、それを冷やすのに冷たいキャベツの葉がちょうど良いそうなのですが、入院している病院にはキャベツがない。
で、とりあえずフェイスブックグループに投稿してみたそうな。
すると投稿からものの20分で、冷たいキャベツと温かいコーヒーが届けられ、キャンパーバンに置いてた物も含めて衣類も洗濯されることになった
あれよあれよと言う間に多くのメンバー達が名乗り出て、何かと手伝ってくれたり、何かできる事があったらいつでも声をかけてというレスポンスが来たそうな。
ラッキーなことに、グループのメンバーは優しい人達の集団。
何かわからないことを教えて貰いたい時や、何かの情報を知りたい時などはもちろん、グループ内で助け合いをする事が頻繁にある。
しかもレスポンスがとても早くて多い。
こないだMJが普段使い慣れない大量のカレーリーフを貰って帰って来た時にも、保存方法を知りたいと投稿したら、瞬く間に保存の仕方について、そしておススメ料理のレシピが手に入った。
メンバー達の優しいアクションの積み重ねで、誰一人としてネガティブだったり批判的なコメントや投稿をしないだけでなく、次なる助け合いに繋がる。
ある時、若くして夫を亡くした小さな子供を持つ女性が、何年ぶりかで友人の結婚式に出席することになった。
しかし彼女はあまりお金がなく、夫を亡くしてからは長い間華やかな場所に出る気力もお金もなかった。
他州に住む友人の結婚式に出席するには飛行機に乗らなければいけないし、ドレスや髪、メイクを安く仕上げるにはどうすれば良いかと質問をあげてみたところ。。。
飛行機を降り立った先の空港で彼女と落ち合い、髪とメイクを施したメンバーや、彼女と同じサイズのドレスを数着持って現れたメンバー達が。
こういった優しいアクションを、グループでは「キャベツ賞に値する行動」って表現するようになったそうな。
私もフェイスブック再開して参加してみようかなぁ。。。
社交恐怖症なのでバーチャルの方が性に合ってるしな
ところで本と一緒にこれが同梱されてた。
Darrell Lea Fruit Tingles Easter Eggs
COVID-19のせいで配達に時間がかかったのでしょう。イースターエッグが入ってた
そのラムネがFruit Tingles(フルーツティングルス)。
MJは子供の頃からフルーツティングルス好きで、私もあったらあっという間に食べてしまうこのラムネが、意外にもチョコレートに合う。
イースター限定だろうから見逃してるだけかもだけど、もしかして西オーストラリアでは売られてない商品なんだろうか???
来年スーパーにあったら買おう。