終礼のチャイムが 鳴り響く
猛ダッシュで 飛び出して
校門を 駆け抜けた
限界ランナー
うつむいてばかりじゃ駄目だなと
見上げた 青い筈の
空は 死んだみたいに
モノクロに映った
公園の砂場に しゃがんで
震える指先で
『イジメ』と なぞった
ふざけるんじゃねぇ
ヤラレて たまるか
蝕まれてゆく心 ジメジメと
ゴミ箱に捨てられて
拾ったスニーカーで
蹴散らして
蹴散らして
砂埃の中
泪が 泪が 溢れた
宿題もゲームも 手に つかない
ノートの端っこに 走り書き
『苛め』の文字が バラバラと
ゲシュタルト 崩れてく
蔓延る雑草に 覆われて
やがて 自分が消えてゆく
姿 見えなくなった
僕が そこにいる
羽交い絞めにされた屈辱
へし折った鉛筆
心も折れたよ
誰にも 言いたかねぇ
誰かに 言わなくちゃ
ボロ雑巾の 異臭がするんだ
溜め込んだ思いが
身体じゅう 駈け巡る
毒になって
毒になって
しまわぬうちに
声を 声を 上げなくちゃ
誰かを 愛したくて
誰もが 愛されたくて
だのに 何故に
加速してゆく
苛立ちに 終止符を
(歌詞対応)
『苛め』をテーマに いつか詩を書こうと
思っていました。
いい歳をして こんな中二病のような歌詞で
すみません。(o*。_。)oペコッッ
タイトルの『Genkai』は
ギリギリの線まで追い詰められている
『限界』と
危機感に苛まれている
『厳戒』を 捩っています。
転勤で幼稚園を3度、小学校を3度、変わっても
すぐに皆と仲良くなれた息子が
定住を決めて 引っ越した先の中学校で
苛めにあいました。
親が介入しないと 埒が明かないほどで
担任も一生懸命、手を尽くしてくれましたが
目が届かないこともあり
悶々としていたところ
（-""-；)
転校生が１名、増え
学年途中で ガラポン、定員の上限を超え
クラスの総入れ替えとなり
ｴｯ(ﾟДﾟ≡ﾟДﾟ)ﾏｼﾞ?
やっとのことで 収束しました。
しかも その時の転校生は不登校で
書類上の定員オーバーだったのです。
今でも 救ってもらったような気がします。
ε-(´∀｀*)ﾎｯ
けれど それから7年経って
当時 言えなかった酷い苛めが
あったことを告白。
Σ(ﾟдﾟlll)ｶﾞｰﾝ
対人恐怖が顕著になってきた頃です。
統合失調症は 幾つものことが重なって
発症に至るのだと思いますが
苛めは メンタルを烈しく傷つけます。
どうか 心のケアを
大事にしてください。
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