こんにちは。
ミルク色の木蓮です。
ここ2、3日で 一気に夏が遠のき
秋の気配が 漂ってきました。
季節の変わり目、皆さま
ご自愛くださいね。
さて 前回、入院先から脱走し
4時間半かけて 徒歩で帰ってきた
息子、Sunですが
前回のお話はコチラ
https://ameblo.jp/eequalir3/entry-12624654355.html
ここからは 息子Sunのオリジナル曲、
『Walking in the autumn』を
お聴きになりながら どうぞ
click
作曲・演奏 0125Sun
Sunは 命を狙われているという
妄想は頑なに残っているものの
入院時に 切り替わった
お薬の経過を診てもらうのに
2週に1度、通院することに
なりました。
主治医の先生に ご迷惑を掛けたこと、
申し訳なく お詫びしたところ
先生が開口一番、
「いや、大丈夫
それだけ知恵が回るということは
充分、回復していけるということだから。」
と 笑いながら答えてくださったのです。
(統合失調症は 脳の疾患です。)
てっきり 叱られると思っていた
息子も キョトン、
思いがけなく 温かなお言葉に
主人も私も胸が熱くなりました。
また、姿が見えなくなって
すぐ、皆で手分けして探したのに
見つからなかったのは
実は 重ね着していた
ピンクのTシャツを
脱ぎ捨てていたからだと。
(;^_^A アセアセ・・・
その後、エビリファイが 効き出して
主治医の先生が
他所へ移られるのを機に
現在も通院中のクリニックに
戻りました。
そこでのデイケアや多機能訓練、
企業のインターシップでの勤務、
B型就労訓練などを経て
ひとり暮らしをしながら
リカバリを続けています。
リカバリの一環として
講演会で自分の体験談を
話す機会を度々、頂き
入院していた病院の 家族会で
お話させてもらった際には
「もう ここには
○○先生は 居られないけど
あの時は 本当に ごめんなさい。
ありがとうございましたと
伝えたいです。」と言うと
温かい拍手を頂戴したそうです。
症状の激しい急性期には
外界の刺激を避け
脳を休める為にも
入院は不可欠です。
ただ、期間が長期に及ぶと
症状が落ち着いてきても
長く 外との接触を閉ざすことで
機能が衰え
社会へ戻ってゆくのが
困難になってしまいます。
今は 入院期間は できるだけ
短期にする方へ向かっています。
とはいえ、脱走は ルール違反
早過ぎると 周囲のフォローも チト大変。
真似しないでくださいね。
当時は 辛かった出来事も
今では もう
想い出のスクリーンの彼方に・・・
長いお話に おつき合いくださって
ありがとうございました。
<(_ _)>
今日のオマケ
『Reborn』
作詞・作曲・演奏・歌 0125Sun
間違いだらけの胸に
訊いてみたんだ 教えてと
プライド捨てて 生きるの
こんなにも辛いのか
知っておくれ
誰にも 洩らさずに
気持ちを捨てて
進む孤独を
きみは ひとりじゃない
僕がいるから
翼 広げて 旅立ちの時を
悲しい心を 捨て去って
歩き出す
Oh My Reborn
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