さむらい小平次のしっくりこない話

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ソウルの中心で親日を叫ぶ…「徴用工判決は歴史歪曲」韓国人研究者が国連へ

2019-06-16 | NEWS



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こんにちは

小野派一刀流免許皆伝小平次です

本日はちょっと前の記事ですが、気になるニュースへのコメント

『ソウルの中心で親日を叫ぶ…「徴用工判決は歴史歪曲」韓国人研究者が国連へ』


記事を要約しますと、韓国近現代史研究会など4つの保守系団体が共催した集会において

「労働者像設置は歴史歪曲だ!」
「文在寅政権は日韓基本条約の効力を否認する外交破綻を中断して伝統的な友好善隣関係を回復しろ!」

といったことを訴えたそうです

今回の主催者の一人である、落星台経済研究所の李宇衍(イ・ウヨン)研究員は、日本全国46か所の炭坑や鉱山での労働者の賃金データを分析して

・戦時中の朝鮮人労働者の大半は強制的に連行されたのではない
・朝鮮人労働者は給与も貰っていて、奴隷のような存在ではない
・韓国では日本人炭鉱夫の写真が徴用工として流布されるなど歴史歪曲が行われている
・日本はすでに補償金を支払っていて、韓国最高裁が日本企業に賠償を命じた判決は誤りだ



との結論に達し、今回の集会に臨んだそうです


また、イ・ウヨンさんは、これまでの韓国研究者の調査について

「全体を概観せずに、一部分のみを抜き出し、予断を入れ込み、早まった結論を出した」

と痛烈に批判しているそうです


この記事が事実であれば、大変に喜ばしいことであると思いますが、このFNNニュースのタイトル

『ソウルの中心で親日を叫ぶ…』

というのは全くもっていただけません

イ・ウヨンさんは、実際どうだかは知りませんが、『親日』だからこのような行動を起こしたわけではないでしょう

一研究者として、調査し探究した結果到達しえた『事実』を発することが研究者としての使命だと考えた上での行動なのではないでしょうか

『捏造』された証拠によって、自国の最高裁が判決を下す、ということに対して、韓国人としてのプライドからの行動なのではないでしょうか

それを『親日』だから…

などと言ってしまうことで、結局

「韓国入国禁止にしろ」「本当に韓国人か?」「売国の極致」

などと韓国のネットでは書き込まれてしまうのです


日韓の間に横たわる『歴史認識』問題なるものを思うとき、そもそも『事実』を共有するという努力がなされておらず、スタート地点にも立たぬまま反日、嫌韓、となり平行線を辿っているように思います

このたびのイ・ウヨンさんらの調査結果に反論があるならば、反証をもって反論しなければなりません

イ・ウヨンさんご自身も

『定説への反論が出てくれば、それに対して根拠を持って反応が出てこなければならないが、韓国は知識社会が薄く、私がこのように批判しても、反論がない。このことこそが問題』

と、記事の中でおっしゃっています

『反証をもって反論』

その上で議論を積み重ね、日本企業が賠償すべきかどうかを論じなければならないでしょう

こういったことの事実共有に関して日本では、主に韓国側に責任があると考えている人たちが多いようですが、そうでもありません

日本側にもまだまだたくさん勘違いしている方が大勢いらっしゃいます

例えばいわゆる『従軍慰安婦問題』と言われる『問題』についても

『歴史修正主義者は従軍慰安婦などいなかったなどと言っている』

というような主張をいまだ見かけることがありますが、今時よほどのネトウヨさんでも『従軍慰安婦などいなかった』などと言っている人はいないでしょう

逆に、文大統領はじめ、韓国政府高官の中にも

『日本軍が泣き叫ぶ少女を誘拐、拉致し、性奴隷にした』

などと本気で信じている人もいないでしょう

ですから、前任の朴槿恵さんも現・文大統領も

『女性の普遍的な人権問題』

と、当初の『性奴隷』から言葉を変えているのでしょう

『日本軍が泣き叫ぶ少女を誘拐、拉致し、性奴隷にした』

のと

あの時代

『生きていくために身を売らなければならなかった貧しい家庭の女性がいた』

こととはあまりに事実が違いすぎます

まず、事実がどうであったかを共有しなければ

『女性の普遍的な人権問題』

とやらについても議論に進んでいくことができません

事実について議論もできないのですから解決などしようもありません

これは、日韓双方の子々孫々にとって不幸なことです

事実を無視し続けることは、その先の議論にすすむこともできず、いがみ合い、問題をこじらせるだけです


祖国の家族のために、日本で働き頑張ってお金を稼いだ朝鮮人労働者がいたことが『事実』の一つであったのならば、その人を『強制的に連れ去られた奴隷』呼ばわりすることは、本来敬われるべきその方の尊厳を、日韓双方の子々孫々が踏みにじっていることになります

全く不幸なことと思います


政策的に反日感情を煽り続ける韓国において、このように事実を探究する姿勢を見せる研究者がいらっしゃることは重要なことと思います

私たち日本人も、まずは事実を知ろうとすること

その上で何が問題となっているのかを理解しようとすること

日韓双方の政治家も一部の識者もあてにはなりませんが、その中で少しでも正しい情報に触れることができるよう、感性を磨き、努力してまいらねばならないと思っております


それが、あの時代を生き抜いた日本、韓国の先人のみなさまへの感謝へとつながることだと思います




御免!


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2 コメント

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勉強になります! (ゆぅすけ)
2019-06-16 13:51:11
小平次さん、こんにちは。

最近、僅かですが、韓国人の親日的な方が活躍されているのを見受けられるようになってきており、このことについては大変うれしく思います。

しかしながら、近頃感じることとしては、歴史問題以上に韓国人に対する人間性を疑ってしまうのであります。

これは韓国人に対してだけではありませんが…。

これ以上は長くなりますので、また改めて語り合いましょう!!

有難う御座いました。
ゆぅすけさんこんにちは! (小平次)
2019-06-16 17:59:34
ゆぅすけさんこんにちは!

コメントありがとうございます!

この記事が事実ならば、真摯に事実に向き合おうとする研究者さんがかの国にもいらっしゃるということ(当たり前のことですが)で


いわゆる歴史認識問題では、むしろ日本側の発信努力が全く足りなかったと思うのです

何か発信できない理由でもあるんでしょうかね…

敗戦国というのはかくも辛いものかと…

この研究者さんは自身の研究結果を国連で発表するとの事

なかなかできることじゃありません

日本人として考えさせられます

『歴史問題以上に韓国人に対する人間性を疑ってしまうのであります…』

まあ、これについては、私も韓国人に対してではありませんが思うところがかなりあります!

またゆっくり語り合いましょう!

ありがとうございました

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