よみがえる桐たんす 杉山箪笥店「 四代目の日記」

私は関市で古い箪笥、思い入れのある桐たんすなどを修理して依頼主様より笑顔を頂ける事を喜びとして仕事をしています。

思い入れのある箪笥が永遠につながれます。

2019年12月15日 | 思い入れのある箪笥の修理
今日は可児市より修理依頼の黒檀箪笥を納品してきました。

この箪笥には思い出がたくさんあります。
ご依頼主のお婆様が兵庫県相生市より長崎県に嫁がれる時に作られた箪笥で戦時中物資がなく娘(依頼主の母)の嫁入り支度に塗り直し持たせた箪笥だそうです。
箪笥は長崎県より名古屋市熱田区に移り伊勢湾台風で水につかり、そして現在お住いの瑞穂区の母親宅置いてあった物をお預かりし可児市の娘様宅にお届けしました。
出来上がったタンスを見て「奇麗になってうれしい」と何度も言われ、「正月には母が来るので喜ぶ顔が浮かびます」と嬉しい言葉を頂きました。
祖母の箪笥を母が継ぎ、そして母親の箪笥を娘が継ぎ、この後は自分の四人の娘の誰かに受け継がせると言われ箪笥に更なる想い出が詰まることを願います。
とても大切なお話を聞き、想い出箪笥の修理が出来て幸せの限りです。
ありがとうございました。

私ども(私、親父)二人で修理作業をしていて、月に出来る本数も多くはありません。
皆様には大変お待ち頂き申し訳ありませんが二人の心を込めた仕事をしますのでお許しください。
http://www.sugiyamatansu.com
https://www.instagram.com/wadansuya/
https://blog.goo.ne.jp/tansuya1901

「タンスの修理日記」は毎日の仕事の状況を伝えるページです。
修理依頼された方の作業状況がリアルタイムに分かって頂けます。



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